シンガポールの「建国の父」とされ、現在は国会議員を務めるリー・クアンユー初代首相(89)が15日夜行われた選挙区の春節(旧正月)の恒例行事に体調不良を理由に欠席した。ニュース専門テレビ、チャンネル・ニューズ・アジアが報じた。 リー氏はこの日の出席予定者に名を連ねていた。行事は毎年開かれており、リー氏が欠席したのは初めてという。 リー氏は首相を退いた後も上級相、顧問相として内閣に残ったが、2011年5月の総選挙で野党が過去最多議席を獲得したのを受け、閣僚から引退。それ以降は公の場に姿を見せる回数が激減している。リー・シェンロン現首相は長男。(共同)