イテレータ (Iterator) はコレクションではなく、コレクションから要素を1つづつアクセスするための方法だ。イテレータ it に対する基本的な演算として next と hasNext の2つがある。 it.next() を呼び出すことで、次の要素が返り、イテレータの内部状態が前進する。よって、同じイテレータに対して next を再び呼び出すと、前回返したものの次の要素が得られる。返す要素が無くなると、next の呼び出しは NoSuchElementException を発生させる。返す要素が残っているかは Iterator の hasNext メソッドを使って調べることができる。 イテレータ it が返す全ての要素を渡り歩くのに最も率直な方法は while ループを使うことだ: Traversable、Iterable、および Seq クラスのほとんどのメソッドに類似するものを S