自民党は26日、党総裁選の投開票を行い、新総裁を選出する。地方票で優位に立つ石破茂前政調会長(55)が1回目の投票で首位となるのは確実。安倍晋三元首相(58)と石原伸晃幹事長(55)の2位争いは、安倍氏がリードしている。いずれの候補も1回目で過半数を確保するのは困難で、総裁選は石破、安倍両氏による決選投票に持ち込まれる可能性が高まっている。この場合、議員票で上回る安倍氏の逆転が有力視されている。 ◇ 石破氏は、党員・党友の投票による地方票の約4割超を獲得する勢いで、国会議員票と合わせて1回目の投票でトップとなりそうだ。安倍氏は所属する町村派(43人)の一部と、麻生派(12人)や高村派(7人)を中心に50票以上を固め、地方票で石原氏を上回っているとみられる。 石原氏は額賀派(28人)や山崎派(12人)に加え、他陣営の議員の切り崩しを進め、安倍氏を猛追してい