11月15日、前原誠司経済財政担当相は会見で、自民党の安倍晋三総裁が最近の講演などで、日銀の金融政策に繰り返し言及していることに対し「日銀の独立性をまったく度外視したような発言をしている」と批判した。都内で10月撮影(2012年 ロイター/Kim Kyung-Hoon ) [東京 15日 ロイター] 前原誠司経済財政担当相は15日夜の会見で、自民党の安倍晋三総裁が最近の講演などで、日銀の金融政策に繰り返し言及していることに対し「日銀の独立性をまったく度外視したような発言をしている」と批判した。 経財相は「金融緩和を強力に求める方向性は安倍総裁と一致している」としながらも、総裁の金融政策をめぐる発言は「あたかも日銀法を改正することが前提かのよう」だと指摘。「マーケット、特に投機筋が変な反応しないかを大変危惧している」と述べた。