海外では電子書籍版の官能小説が売れ行きを伸ばしているという。出版社や著者のためのサービス・プロバイダー「Satzweiss」のRoman Jansen-Winkeln氏によれば、読者の8割は女性だという。英国最大の官能小説の出版社「エキサイト(Xcite)」によると、今年の電子書籍の売り上げは印刷書籍の3倍となる見込みだそうだ。また、ドイツの女性編集者Jolanta Gatzanis氏も「今年はたいして宣伝もせずに電子書籍がたくさん売れた」と驚きを隠せない(AFPBBNews)。 2011年に卒業間近の女子大生と裕福な若手実業家との関係を描いた『フィフティ・シェイズ・オブ・グレー』がヒットし、電子書籍の売上が増えたのをきっかけにして、官能小説に対する世間一般の認知度が高まったのが理由。電子書籍版が売れている理由としては、人前で読んでいても電子書籍なら表紙を見られることもなく、何を読んでいる