この項目では、イスラム圏発祥の被り物について説明しています。その他の用法については「ブルカ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 2人のアフガニスタンの女性 ブルカ(アラビア語: برقع Burquʿ; ダリー語: بورقا Bōrqā; چادری Chādo(a)rī)は、伝統的にイスラーム世界の都市で用いられた女性用のヴェール(ヒジャブ)の一種である。歴史的にはアラビア半島、エジプトやシリアで用いられた顔の覆いを指すが、現在の日本語の用法は主にアフガニスタンの女性が用いるものをさす。テント状の布で全身を覆いイスラム教徒の女性が肌を他人に見せないようにし、顔の部分のみ網状になっており視覚を確保する。 ブルカの特徴はイランなどで一般的なチャードルがスカーフ状の方形布であり大きさがさまざまであるのに対し、帽子に染色された襞のある絹などの布が縫いつけてあり、テント状の形状であることである。多