11月29日、自民党の安倍晋三総裁は夜のネット党首討論で、消費税はデフレがどんどん進行していく中では上げないとし、新たな次元のデフレ脱却政策を進めていきたいと語った。都内の党本部で16日撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai) [東京 29日 ロイター] 自民党の安倍晋三総裁は29日夜のネット党首討論で、消費税はデフレがどんどん進行していく中では上げないとし、新たな次元のデフレ脱却政策を進めていきたいと語った。 安倍総裁は消費増税に関して「毎年社会保障の給付が10兆円増えており、対応する責任感をもたなければいけない」と指摘。「900兆円近い借金があり、金利の問題もある。世界の信認を得ながら財政再建を目指す」とする一方、「ただ税金を上げるだけでなく、経済成長をさせてデフレから脱却しないと税収は増えない」と語った。そのうえで「デフレ脱却について今までのレベルでない新しい、日銀の伝統的