こうした時代の到来を見越していたのか、ユニークな人材紹介サービスがいくつも登場している。 その1つが今回紹介するヴォーカーズである。ある企業に実際に勤めている人が自分の会社を評価するというサイトである。 企業は外から見るのと中から見るのとは大きく異なる場合がある。 長年企業取材を続けている記者ならば、その差を見せつけられることがたびたびあるが、一般の人たちにはそのチャンスはなかなかない。 今いる会社に合わず転職を考えている人にとっては、失敗を繰り返さないためにも転職先がどのような就業環境にあるのかはぜひ知りたいところ。 一方、外面は良くても社員を酷使するなどの企業には厳しい時代が到来したということだろう。経営者の質が本当に問われることになる。 インターネットというツールが日本の労働市場や企業の在り方を変える。 そう見るとなかなか面白い取り組みと言えそうだ。では実際にいま何が起きているのか。