気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 株式市場でかねて問題視されていた新興監査法人に下った当局の厳しい処分――。監査法人ウィングパートナーズは先頃、金融庁から1カ月の業務停止命令を受けた。さらに代表者の赤坂満秋氏ら所属会計士3人も最長1年6カ月の業務停止となる過去にあまり例を見ない重い処分となった。 設立からわずか2年余りで20社以上もの上場クライアントを獲得した同監査法人は、今日の株式市場の無秩序ぶりを象徴する存在でもある。 いびつな決算を追認 今回の処分はペイントハウス(現ティエムシー)とゼンテック・テクノロジー・ジャパンを巡って、ずさんな監査が行われていたことに対するものだ。 ジャスダックに上場していた住宅塗装会社のペイントハウス(現在は上場廃止)は2005年8月期、社債の