震災当日、大洗港を緊急出港した 「さんふらわあ ふらの」=茨城県大洗町 フェリーターミナルも、市街地も、平常が戻る 茨城県中部の大洗港フェリー埠頭では、震災当日、前日北海道を発った商船三井フェリーの「さんふらわあ ふらの」が午後1時55分に到着し、午後6時30分の出港に向けて荷揚げ作業や船内の清掃などを行っていた。 同船の坂上幹郎船長は、運動不足の解消にと、いったん下船して周囲をジョギングしていた。 「そうしたら、今まで体験したこともないような、大きな揺れに見舞われました」 午後2時46分、東日本大震災の発生だった。 坂上船長は、急いで船内に戻った。同社の大洗支店からは、大津波警報が発令されたという連絡が入った。船は、津波が起きた場合、津波が港へ到達する前に沖へ避難するのが原則とされる。震源地から推測すると、大洗港へ津波の第一波が到達するのは地震発生から約30分後。通常は出港までには30分
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