Ruby on Railsの「業界」では、構造化されたデータを表現するフォーマットとして XML よりも YAML が好まれているようです。 YAML は、"YAML Ain't Markup Language" という冗談のような名前の省略形です。「ヤムル」と発音されます。本稿では、YAML の詳しい仕様や XML との違いを説明することはしません。『Rubyist Magazine』にプログラマーのための YAML 入門 (初級編)という非常に優れた解説がありますので、そちらを参照してください。 次に示すのは、ハッシュ(連想配列)を表現する YAML コードの例です。 name: taro email: taro@sample.com age: 39 Ruby 言語で表現すれば、次のようになります。 { "name" => "taro", "email" => "taro@sample