【専欄】電力、水…中国、資源不足に大慌て 国際社会「無駄遣い」批判無視し続け＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース拓殖大学国際学部教授・藤村幸義 中国の電気料金、水道料金はこれまで、いくら使っても料金は同じだった。このため、節約しようとのマインドが薄く、国際社会からは「資源の無駄遣いではないか」との批判を浴びることが多かった。 そこで中国政府は数年前から「逓増制」料金の導入を検討してきたが、ここにきて各地方でようやく実施に踏み切るところが増えてきた。 電気料金については、７月から中国全土（チベットを除く）で一斉に「逓増制」がスタートした。住民の毎月の電気料金を使用量に応じて３段階に分けるというもの。例えば重慶市では、第１段階（１カ月の電力使用量が２００キロワット時以内）では１キロワット時０．５２元（約６．４円）だが、第２段階（同２０１～３２０キロワット時）では１キロワット時当たり０．０５元高い０．５７元に、また第３段階（同３２１キロワット時以上）では、第１段階より０．３元高い０．８２元にしている。各地
