「いますぐ原発ゼロへ 11・11全国いっせい行動」の成功に向けたとりくみについて、「原発をなくす全国連絡会」の構成団体である全国労働組合総連合(全労連)の小田川義和事務局長に聞きました。 国会周辺で「100万人大占拠」 ―原発問題をめぐる情勢と「11・11全国いっせい行動」の意義についてお聞かせください。 野田政権は「2030年代に原発稼働ゼロを可能とする」ことをめざすという「革新的エネルギー・環境戦略」(9月14日)すら、閣議決定できませんでした。そのうえ、電源開発は青森県の大間原発の建設再開を決めました。「原発ゼロ」を求める国民世論に逆らう財界やアメリカの強い巻き返しがあったためです。 全労連近畿ブロックが9月24日、関西電力に大飯原発の再稼働中止を求めた際、関西電力側は「原発の推進は国家戦略上の問題でもある」「みなさんは福島、福島といいすぎる」といいました。福島原発事故への反省さえ忘