システムのトラブルでインターネット上での株式の売買などができなくなっていた「みずほ証券」は、必要なデータの処理が終わったことから、正午に取り引きを再開したと発表しました。
2016年4月、世界を震撼させた「パナマ文書」。各国の首脳や富裕層など権力や富を持つ者たちが、「租税回避地=タックスヘイブン」に設立した実態のない法人(ペーパーカンパニー)などを使って資産隠しをしていた実態が暴かれた。それから2年、最近では、パナマ文書が話題に上ることは少なくなったが、私たちNHK取材班は、この文書から浮かんだ、あるタックスヘイブンの闇を深く静かに追い続けてきた。その闇とは、日本の一般市民の個人情報が何者かに盗まれたうえ、その名義で海外にペーパーカンパニーが多数設立されて悪用されているという、これまで知られていなかった現実だ。そして、私たちはようやく1つの真相にたどり着いた。「続パナマ文書」 追跡取材の記録を5回にわたって連載する。 いまからちょうど2年前の2016年6月下旬、NHKは、アメリカ・ワシントンに本部がある「ICIJ=国際調査報道ジャーナリスト連合」から、サーバ
インターネットで利用者どうしがさまざまな品物を売買できるスマートフォンのアプリ「メルカリ」で、コンピューターウイルスを入手する方法が売り買いされていたことが捜査関係者への取材でわかりました。奈良県警察本部は当時中学1年の男子生徒が関わったとして、5日にも児童相談所に通告する方針です。 このウイルスは感染するとスマートフォンの画面に人の顔の「アイコン」がたくさん現れて使いにくくなるもので、警察が調べを進めた結果、大阪府内に住む当時中学1年で13歳の男子生徒がことし3月に出品した疑いのあることがわかったということです。 男子生徒は購入を申し込んできた京都府などに住む14歳から19歳までのいずれも少年4人に対し、ウイルスをダウンロードする方法を教えていたということです。その見返りにアプリで使えるポイントおよそ5000円分を受け取っていて、調べに対し、出品したことを認め「小遣いがほしかった」と話し
名古屋市の女性の遺体を滋賀県の山林に埋めたとして20歳の男と18歳の少年が逮捕された事件で、遺体が遺棄されたあと女性の口座にあったインターネット上の仮想通貨の「ビットコイン」少なくとも十数万円分が、男の口座に移されていたことが警察への取材で分かりました。警察は女性を殺害したあとビットコインを奪った疑いがあると見て調べています。 警察によりますと、2人とも容疑を認め、このうち西田容疑者はインターネット上で流通する仮想通貨「ビットコイン」の投資ビジネスをめぐって野田さんとトラブルになっていたという趣旨の供述をしているということです。 これまでの調べで西田容疑者の自宅から野田さんのスマートフォンが見つかり、通信履歴を分析した結果、遺体が遺棄されたあと本人のIDとパスワードが使われ野田さんの口座にあったビットコイン少なくとも十数万円分が、西田容疑者の口座に移されていたことが警察への取材でわかりまし
破産手続き中の東京のクレジットカードの決済代行会社から個人情報が流出してカードが不正に使われ、被害額が少なくとも1億円以上に上っている疑いがあることが業界団体などへの取材でわかりました。団体では情報の流出の経緯などを詳しく調べています。 使われたカードを調べたところ、ことし4月に破産手続きの開始決定を受けた東京・港区のクレジットカードの決済代行会社から個人情報が流出した疑いがあり、被害額は少なくとも1億円以上に上るということです。 カード決済代行会社は、カードの発行会社と直接、契約ができない小規模な飲食店や、インターネット通販の業者などと契約し、発行会社との間で利用額を一時的に立て替えるもので、情報が流出した疑いがある会社は女性向けのエステ店などの決済代行を多く請け負っていたということです。日本クレジット協会などでは情報の流出の経緯などを詳しく調べるとともに、情報が流出したと見られる利用者
ネット通販大手のアマゾンは、都内の大手デパートの総菜や、ドラッグストアの化粧品などの注文をインターネットで受け、最短で1時間以内に配達するサービスを東京23区など一部の地域で始めました。 このサービスを拡充する形で、新たに18日から、三越日本橋本店、ドラッグストアのマツモトキヨシ、それにココカラファインと提携し、店舗にある総菜や化粧品など最短で1時間で配達すると発表しました。 対象は1万点余りで、利用者が専用のアプリを使って注文すると、店員が商品を用意して配達員に手渡し、車で配送する仕組みです。 会社によりますと、東京23区など一部の地域で、商品の合計が2500円以上の場合のみが対象で、配達料は最大で1430円かかるほか、再配達は行わないということです。 宅配業界ではネット通販の荷物が増加していることなどから、最大手のヤマト運輸が大口の取引先のアマゾンに対し、料金の値上げと合わせて、注文が
22日午前0時すぎ、新千歳発羽田行きのスカイマークの旅客機が、乗客が持っていたスマートフォンを充電するバッテリーから煙が出たため、新千歳空港に緊急着陸しました。乗客にけがはありませんでしたが、客室乗務員2人が軽いやけどをしました。 このため旅客機は新千歳空港に引き返し、午前0時45分ごろ、緊急着陸しました。空港事務所によりますと、乗客170人にけがはありませんでしたが、客室乗務員が消火器や水で消し止めようとしたところ、バッテリーの中身の液体が飛び散り、乗務員2人が手などに軽いやけどをしました。 警察や空港事務所などがバッテリーから煙が出た原因など詳しい状況を調べています。 乗客の女性は「水平飛行になったころ、『ポン』と音がしたあと、何かの臭いがするとともに、白い煙がもくもくと出てきて、近くにいた乗客が大きな声で乗務員を呼んだ。荷物の持ち主も、なぜ煙が出たのか分かっていない様子だった」と話し
岡山県内で、スマートフォンの画面を見ながら車を運転したとして、合わせて3人が道路交通法違反の疑いで検挙されました。警察によりますと、3人はいずれも「ゲームアプリのポケモンGOをしていた」と話しているということです。 警察によりますと男性は「ゲームアプリのポケモンGOをしていた」と話しているということです。 さらに岡山市でも24日昼前、軽乗用車を運転した岡山市の30歳と22歳の女性が道路交通法違反の疑いで検挙され、いずれも「ポケモンGOをしていた」と話しているということです。 警察は「運転中のスマートフォンの操作は絶対にやめてほしい」と呼びかけています。 24日朝早く、佐賀県武雄市でスマートフォンを見ながらミニバイクを運転したとして、20代の男性が道路交通法違反の疑いで検挙されました。警察によりますと、男性は「ゲームアプリのポケモンGOをしていた」と話しているということです。 24日午前4時
大手旅行会社、JTBは顧客の個人情報が入ったサーバーが不正にアクセスされ個人情報が外部に流出したおそれがあると発表しました。関係者によりますと流出したおそれのある情報は名前、住所、パスポート番号など最大でおよそ700万人分に上るということです。
渡良瀬遊水地の整備に伴い、あいまいなままになっている、栃木県、群馬県、埼玉県の3つの県の境界の測量調査が行われました。平地に3つの県の境界点があるのは珍しいということで、栃木市などでは新たな観光スポットにしたいとしています。 9日は3つの市と町の職員と地権者の合わせておよそ20人が立ち会い、用水路の中にある境界を示すくいの位置を地図と照らし合わせながら確認していました。 栃木県、群馬県、埼玉県の3つの県の境界は、もともと渡良瀬川の中にありましたが、渡良瀬遊水地の整備に伴う土地の区画整理で境界があいまいな状態が続いていました。 栃木市などによりますと、平地に3つの県の境界点があるのは珍しいということで、周辺の自治体では正確な境界点を確定させて、新たな観光スポットにしたいとしています。 地権者の古澤満明さん(82)は「測量できてほっとした。これをきっかけに盛り上がればうれしい」と話していました
国際的に活躍する人材を育てようと、文部科学省は英語教育の充実を検討していますが、民間の研究機関が中学生と高校生6000人余りにアンケート調査を行ったところ、「将来自分が英語を使うことはほとんどない」と考えている生徒が4割を超えることが分かりました。 この調査は「ベネッセ教育総合研究所」が、ことし3月に行ったもので、中学生と高校生6294人が回答しました。 この中で、「大人になったとき、社会ではどれくらい英語を使う必要があると思うか」尋ねたところ、「いつもではないが仕事で英語を使うことがある」という答えが最も多く、中学生で54%、高校生で58.5%、「日常生活で外国の人と英語を話すことがある」が中高生ともに20%余りでした。これに対して、「自分自身は将来、どれくらい英語を使っていると思うか」尋ねると、「英語を使うことはほとんどない」と考えている中学生が44.2%、高校生は46.4%を占め、英
東京電力福島第一原子力発電所4号機で、リスクの大きい使用済み核燃料がすべて取り出され、廃炉に向けた一つの山を越えたことが分かりました。 しかし、メルトダウンした1号機から3号機では高い放射線量が作業の障害になっていて、今後も難しい作業が続くことになります。 福島第一原発4号機では、事故が発生した当時、原子炉内に核燃料はありませんでしたが、建屋内の燃料プールには、使用済み核燃料と未使用の核燃料合わせて1500体余りが残されていて、東京電力は去年11月以降、極めて放射線量が高い使用済み核燃料1331体の取り出しを優先的に進めてきました。 この結果、4日までに使用済み核燃料としては最後となる11体が取り出され、廃炉に向けた作業が一つの山を越えたことが分かりました。 年内にも見込まれている未使用の核燃料180体の取り出しが完了すれば、4号機からすべての核燃料がなくなることになります。 一方、メルト
東京・三鷹市で、毒性の強いセアカゴケグモが都内で初めて見つかり、東京都は見つけても絶対に触らないよう注意を呼びかけています。 24日、三鷹市下連雀のマンションの敷地内で、住民の女性がすでに死んでいるセアカゴケグモ1匹を見つけ、東京都に連絡しました。その後、三鷹市が調査したところ、周辺の公園でも10数匹が確認され、駆除を行ったということですが、これまでにクモにかまれた人や健康被害を訴えている人はいないということです。 セアカゴケグモは、もともとはオーストラリアに生息する毒グモで、平成7年に大阪で初めて見つかって以来、これまでに全国の34府県で確認されていて、都内で見つかったのは今回が初めてです。 毒があるメスの体長は1センチほどで、全体的に黒く背中に赤い帯状の模様があるのが特徴で、かまれると、症状が重い場合は痛みが全身に広がり、頭痛がしたり、吐き気を催したりするということです。 東京都は、ほ
京都大学のiPS細胞研究所で、遺伝子を組み換えた実験用のマウスが本来は持ち込まれないはずの部屋で見つかっていたことが分かり、山中伸弥教授が記者会見をして「再発防止を徹底したい」と述べました。 これは、京都大学iPS細胞研究所が1日、記者会見を開いて明らかにしたものです。 それによりますと、研究所では去年までのおよそ2年間に14回にわたって、遺伝子の組み換えを行うなどした実験用のマウスが本来はマウスが持ち込まれないはずの飼育用のケースを洗浄する部屋の中で相次いで見つかったということです。 実験用のマウスは飼育室と処置室で管理することになっていますが、見つかったマウスはいずれも飼育用のケースに入っており、少なくとも10匹は生きていたということです。 文部科学省は去年12月、マウスの管理を徹底するよう口頭で注意し、iPS細胞研究所はマウスを移し替える専門の担当者を増やしたうえで、チェックを二重に
大雪による停電などの影響で、全国17の都県で合わせて325か所の携帯電話の基地局が使えなくなり、これらの地域では携帯電話が利用できなくなっています。 総務省によりますと、大雪による停電などの影響で、17日午後6時の時点で、群馬県や愛知県、山梨県など全国の17の都と県の325か所の携帯基地局が使えなくなっているということです。 これらの地域では、「NTTドコモ」、「KDDI」、「ソフトバンク」の携帯電話が利用できない状態が続いています。 携帯電話各社は復旧を急いでいますが、雪のため道路が通行できない地域では、復旧作業が遅れているということです。 このため総務省では、地方自治体からの要請があれば、災害対策用の移動通信機器や電源車を貸し出す準備を進めているということです。 これについて、新藤総務大臣は閣議のあとの記者会見で、「携帯電話会社との連絡を密にして、早急に復旧させるようにしたい。総務省と
体のさまざまな組織になるiPS細胞とES細胞から、大きさが最大で4ミリほどのヒトの脳の組織を作り出すことに、イギリスなどの研究グループが成功しました。複雑な構造をもつヒトの脳の組織が出来たのは世界で初めてで、研究グループでは、脳の病気の解明などに役立つとしています。 イギリスとオーストリアの研究グループは、さまざまな組織になるヒトのiPS細胞とES細胞を、それぞれ神経の元となる細胞に変化させたあと、ゼリー状の物質の中に入れ4日間、培養しました。そして、別の容器に移して培養液と一緒にゆっくりとかき混ぜる作業を続けたところ、それぞれ脳の組織が形づくられ2か月後には、最大で4ミリほどの大きさにまで成長したということです。 出来た脳の組織は、ヒトの大脳皮質のように神経細胞の層が重なり、記憶をつかさどる海馬の細胞や目の網膜の組織も含まれていました。また、研究グループでは、脳が生まれつき小さい「小頭症
首都圏の鉄道各社と東京都は、電車が今、どこを走っているかを示すリアルタイムの運行データの公開に乗り出すことになりました。政府が進める「オープンデータ」の取り組みの一環で、新しいサービスの開発や災害時の活用につながると期待されます。 この取り組みに参加するのは、JR東日本や東京メトロ、小田急電鉄など首都圏の鉄道12社と東京都交通局で、国土交通省や総務省、東京大学も協力します。 ここでは、これまで個別に管理され公開されていなかった、車やバスが今どこを走っているか示す位置や時刻のデータ、それに駅の混雑の情報などを、「オープンデータ」として公開していきます。 これによって、交通情報を使ったサービスを自由に開発できるようになり、例えば電車が走っている位置をスマートフォンの地図にリアルタイムで表示したり、目の不自由な人向けに運行情報を音声に変換して提供したりといった活用が期待されます。 さらに、災害な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く