[ニューデリー 12日 ロイター] - インド政府が12日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比5.52%上昇した。市場予想の5.80%上昇や、9月の6.46%上昇を下回り、3カ月連続で鈍化、2012年の統計公表開始以来の低い伸びとなった。 食品価格は5.59%上昇と、伸びは9月の7.67%から鈍化した。 インフレ率の低下を受けて、インド準備銀行(中銀、RBI)は内需刺激に向けた利下げを迫られるとみられる。 HSBCのエコノミスト、Prithviraj Srinivas氏は、「この状況での利下げは、経済成長にさらに弾みをつける結果になることは確実だ」と指摘。ただ、中銀が4%程度のインフレ目標を達成できないリスクも高まるとした。 RBIは12月2日の金融政策決定会合で現状維持を決定すると見込まれている。 ただ、インフレ率の低下を背景に、来年の利下げへの期待が高まっており、国債
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