ニューデリー(CNN) 水不足が慢性的な課題となっているインドの首都ニューデリーで、カードを使って水を引き出すことができる「水ATM」が次々に設置され、話題を集めている。水ATMは深刻化するインド水不足問題の解決策となり得るのだろうか。 ニューデリーの近郊では、45度の猛暑の中、人々がジェリ缶を抱えて行列を作り、政府の給水車の到着を待ちわびている。 給水が行われるのは週に1度だけで、そのたびに先を争う住民の間でもめ事が勃発、険悪な雰囲気になる。地域によっては水道管の敷設が進んでいないため、政府の給水トラックだけが人々の頼みの綱だ。 水不足が深刻化する中、各家庭に割り当てられる水はジェリ缶4本分のみ。このわずかな給水量で、飲み水、料理、入浴など、すべての用途を間に合わせなければならない。 インド政府のデータによると、きれいな水にアクセスできない人々はインド全土で1億5000万人に上るとされて
![「水のATM」が登場、水不足解消の救世主となるか インド](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/891ada50780f9998f3ea1c2ed75439a026774cd9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.cnn.co.jp%2Fstorage%2F2014%2F07%2F16%2F3e93d8f5a63460f63c682360ae554643%2Findia-water-atm1.jpg)