「どうする俺?」は成功したのか? テレビCMの中で「続きはWebで」とホームページへ誘導する手法が、かつて大ブームになりました。オダギリジョーさんが演じる主人公が人生の決断を迫られるシーンでテレビCMは終わり、その続きはWebでしか見られないことから多くの訪問者を得た「ライフカード」のCMのような成功例もありますが、下火になったことがこの手法の行き詰まりを表しています。 CMをみて気になったからと、PCの電源を入れて起動するのを待ってまでWebにアクセスする人は少ないのです。それは、iPadなどのタブレット端末でも同じです。テレビとは「受け身メディア」で、ソファーに寝そべりポテトチップスを頬張りながら、怠惰を楽しむ娯楽であり、行動を起こさせるには相応の魅力が必要なのです。 また、「ライフカード」のCMは話題を呼んで訪問者を増やした点では成功と言えますが、収支に結び付いたかどうかは不明です。