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ブックマーク / erlkonig.hatenablog.com (12)

  • サークルクラッシャー? 異性が一人入ってきただけで崩壊するコミュニティの責任はどうなの? - 魔王14歳の幸福な電波

    サークルクラッシュと言うべき状況はまああるとして、そこでサークルクラッシャーと呼ぶべきなのはサークルの崩壊に関わった構成員全員だろうと思う。異性が一人入ってきただけで崩壊するようなコミュニティはもともと腐ってるんであって、その責任と加害性の全てを一人の異分子に押しつける弁は不快。— 魔王14歳/われりこさん (@valerico) 2013年2月12日 こういうことを言ったらいくらか反応があったのでもうちょっと詳しく書きます。 前段の「なにをサークルクラッシャーと呼ぶか」は名付けの問題なのでぶっちゃけどうでもいいとして 当に行く先々で人間関係をかき乱す要因となる天性の(あるいは悪意ある愉快犯としての)「サークルクラッシャー」もどこかにいるんだろうなとは思いますが、皆が皆そうというわけでもないでしょう。個人の資質とは関係なく、異性に慣れないサークルに異性が入ってきて揉め事に発展、みたいな事

    サークルクラッシャー? 異性が一人入ってきただけで崩壊するコミュニティの責任はどうなの? - 魔王14歳の幸福な電波
  • 成長物語くそくらえ - 石川博品『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』 - 魔王14歳の幸福な電波

    読んでよかったー! 「ライトノベルって何ができるの? 既存のジャンルを縮小再生産して萌えを振りかけた寄せ集めじゃないの?」って聞かれたら、今度からこの小説を突き出してやります! ひと昔も前、他のジャンルも読めるのにあえてライトノベルを読んでいたような時、私はきっとこういう作品を求めていたんだろうなと思います、ほんと。 最近は年に数冊しかライトノベルを読まなくなったので、私が作に出逢えたのは幸運な巡り合わせだったと思います。購入のきっかけになった紹介を書いてくれた人にはお礼を言いたいくらいなのですが、肝心な記事の在処が忘却の彼方なのが残念です。あ、あと物忘れのひどい私が積読状態の作のことを思い出して実際読むまでこぎ着けたのは、だいたいid:srpgloveさんの不定期なネルリ推しのおかげでだと思うので、こちらもお礼を言っておきます。どうもありがとうございました。 内容あらすじ。ソヴィエト

    成長物語くそくらえ - 石川博品『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』 - 魔王14歳の幸福な電波
  • ストイックな地図測量ノベル、『星図詠のリーナ』が良作な話 - 魔王14歳の幸福な電波

    1 噂のマッピングファンタジー。ライトノベルの新刊を取り上げるなんて凄く久しぶりで、要はそのくらい発売前から興味を持たされていた作品。だって「地図測量」がテーマと聞かされてしまっては、どうしても胸が高鳴ります。話だけ聞くと正統派なのかマニアックなのか分かりませんが、読んでみた感想としては「マニアックなテーマを正当な手法で扱った」良作でした。 バトルは騎士や傭兵に任せ、主人公はひたすら地図作りに専念します。キャラクター造型やストーリーテリングがすごく突き抜けてるというわけでもなく、メインテーマが地図ということもあって、ちょっと派手さはありません。派手ではないですが、「地図作り」という揺るぎない芯の通った、強度ある作品です。 2 「王女のくせに地図を愛し」「常に外の世界を見たいと願っている」というわけで、主人公はイロモノ系のお姫様です。庶民の中で普通に飲みいし、世間話をすることにも抵抗があり

    ストイックな地図測量ノベル、『星図詠のリーナ』が良作な話 - 魔王14歳の幸福な電波
  • 先生「自分で自分の好きなところを挙げましょう!」→ますます自己嫌悪 - 魔王14歳の幸福な電波

    という未来を幻視しましたよ! http://sankei.jp.msn.com/life/education/090311/edc0903110113000-n1.htm もうものっそいナチュラルに、小学校の先生がプリント配って「自分の好きなところを三つ挙げて提出してくださいー」とか「隣のお友達とお互いの好きなところについて話し合いましょうー」とかやってるシーンが思い浮かびます。そんで、「自分の好きなところ」というテーマで書いた作文を皆の前で読まされたりするんですよ! ひいい! こういう試みで「自分の好きなところ」に気づける子供もいるんでしょうけど、どうしても「自分の好きなところが思いつけない」って悩み混んじゃう子も間違いなく一定数いるでしょう。そんで心からはぜんぜん思ってもいない「嘘」を書くことを余儀なくされたり。「わたしはこんなに一生懸命考えても自分のことが好きになれないんだ……きっ

    先生「自分で自分の好きなところを挙げましょう!」→ますます自己嫌悪 - 魔王14歳の幸福な電波
  • 魔王反省会 - 魔王14歳の幸福な電波

    時間がかかるとわかっているゲームをどう扱えばいいのか? - 一足の蛸 怒られました。これは私ごめんなさいするべきです。*1ごめんなさい。 事情はリンク先にある通りです。既に一度ならず拒否の表明は受けていたのに、さらにものを勧めるというのはやり過ぎだったかと思います。表明を受けた後に出た近作がさらに見違えるものになっていたため、それでもあえて一押ししたいという思いはありましたが、それにしても何か別の言いようがあったでしょう。あまりにもはしゃぎすぎておりました。目の前にニンジンをくくりつけられて興奮する馬のごとき見境のない振る舞いでした。 特に『ハローサマー、グッドバイ』の件は、これはちょっとストレートに怒られても仕方なかったろうと思います。私がどれだけその作品に入れ込んでいるにせよ*2、その感覚は他人である練炭さんには無関係です。相手の大事にしているものを引き合いに出してダシにするような、

    魔王反省会 - 魔王14歳の幸福な電波
    nadzuna
    nadzuna 2009/01/29
    京極作品が罰、だと……!
  • 「メモリ」と「メモリー」の表記を統一したくない - 文章表現の難儀なところについて - 魔王14歳の幸福な電波

    「メモリ」と「メモリー」はともにmemoryのカタカナ読みで、辞書的には表記揺れという以上の差異はありません。でも二つの表記を見比べて、全くなんの違いも感じないという人は少ないでしょう。 「メモリ」はコンピュータの分野とかでよく見られる表記で、これを見ていきなり「思い出」という意味を連想する人はあまりいないと思います。逆に「メモリー」という言い方にはやや情感的なイメージがあるはずです。両者を使い分けたいときというのがあって、「メモリーカード」は別に「メモリカード」でもいいんですけど、ラブソングの歌詞とかだと「恋のメモリ」よりはやっぱり「恋のメモリー」と書きたいものです。 年代とか文化層で認識の差はあるでしょうけど、こういう言葉のニュアンスの差、というものは歴然と存在します。そして、ある種の文章表現は、こういう表記揺れすら武器とします。 文章作法的な話で、ひとつの文書の中での表記は統一しなけ

    「メモリ」と「メモリー」の表記を統一したくない - 文章表現の難儀なところについて - 魔王14歳の幸福な電波
    nadzuna
    nadzuna 2008/12/08
    「表記の統一」に関しては色々思うところがある。
  • 助けてはてなちゃん! はてなキーワードASINページの仕様変更に泣きました! - 魔王14歳の幸福な電波

    ※注:この記事で指摘した一覧性の問題は現在では解消されています。はてなちゃんありがとう! 「はてなキーワード」をリリースしました - はてなダイアリー日記 私はごを読んだ後、はてなキーワードのASINページの言及日記リストから興味ある人の感想を辿るのを習慣にしていました。でも、今回のページ仕様変更に伴い、リストとして一画面に表示される日記の数が20件に縮小されてしまい、一覧性が大幅に低下しました。 画面下の「もっと見る」をクリックすると100件くらい一気に表示してくれるようになるのかと思いきや、先の20件の日記の文が展開して表示されるだけ。それより過去の言及を辿るためには、20件ずつ順番に表示していかなければなりません。文が表示されるせいで一覧性はますます悪くなり、「一度に100件くらい表示されるリストから好きな人の日記を選んで読む」ということが絶望的に不可能になってしまいました。

    助けてはてなちゃん! はてなキーワードASINページの仕様変更に泣きました! - 魔王14歳の幸福な電波
    nadzuna
    nadzuna 2008/09/02
    超同意。特に古い日付→新しい日付の順に読むことが絶望的に面倒になってしまった。
  • 『狂骨の夢』 - 魔王14歳の幸福な電波

    相変わらず、ひと続きのシーンがものすごく長いですね。たとえばお酒の席で始まったちょっと込み入った長話……程度のシーンが、この作品ではなんと100ページ近くもかけて描写されたりしています。 だから全体の長さが1000ページ近くあるのに対し、シーン数は20もあるかどうかというところ。そのせいかどうかは分かりませんけれど、読んでいる間の体感時間は驚くほど短いものでした。 これだけのことを書くのに、よくこれだけの長さの作品を……と最初は思いましたけど、そこに盛り込まれた内容量を振り返ってみるとたしかにそのくらいの文字数が必要だったようにも思えます。 今回は今までにも増して「相互に無関係に思える要素」が多く、物語はお話が進むにつれてどんどんしっちゃかめっちゃかに拡散していきます。単純に「人の仕業とは思えない」というレベルではなく、「たとえ超常現象を全面的に受け容れてみてもなお整合性が成り立たない」と

    『狂骨の夢』 - 魔王14歳の幸福な電波
  • 作者の意図を見る理由 - 魔王14歳の幸福な電波

    id:tukinohaさんの僕が作品を褒めるわけという記事をブックマークしたときに 作品を批判する際のひとつの基準として、「表現が失敗して作者の意図した効果が得られていない」場合というのを意識しています。 というコメントを書いたところ、ご人から Erlkonig さん>「作者の意図」が個人個人の受け取り方より優先されるということを前提にしないと、その批判は正しくないと思います。「作者の意図」ってそんなに大事なものですか?と、こんなところで聞いてみる。 というお返事をいただきました。この件に関しては http://www.oresen.net/mt/2007_03/28/post_710.php http://d.hatena.ne.jp/crow_henmi/20070405#1175800437 http://d.hatena.ne.jp/crow_henmi/20070407#117

    作者の意図を見る理由 - 魔王14歳の幸福な電波
  • ひぐらし鬼隠し編のキャラクターが類型的な件について - 魔王14歳の幸福な電波

    「せかいの はんぶんを おまえに やろう」のせぶんさんが遂にひぐらし鬼隠し編をプレイされた*1ようですよ。 類型的キャラクターを見せることによってオタクを自分の属するコミュニティの類型に直面させて自己嫌悪に陥らせるという強力な間接的オタ攻撃 これを見て鬼隠し編初プレイ時の自分の感想を思い出しました。そういえば当時は私も、たしかに「なんて類型的・記号的なキャラクターなんだろう」と感じていました。こういうのはそれまでぜんぜん触れたことのない世界であり、前半のギャルゲー展開がどうにも異質な「気持ち悪いもの」に思えてしまったのはぶっちゃけ否定できません。 多分に信者フィルターを通した意見なのであんまり自信もないんですけど、『皆殺し編』までを終えた現在、ひぐらしのキャラクターは相当な身体性*2を持っていると主観的には感じています。特にレナさんなんかは竜騎士07さん人のお母さんがモデルの一部になって

    ひぐらし鬼隠し編のキャラクターが類型的な件について - 魔王14歳の幸福な電波
  • 『ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編』を読んで怒らないために (魔王14歳の幸福な電波)

    さて、一体どこから手をつけたものでしょうか。感情的な絶賛はもうこれまでに散々やってるので、そういうのはひとまずやめ。まずはまずかったところを……というか、プレイ前にこれさえ意識しておけば違和感なく楽しめるでしょうという事項をいくつか。 絵が下手だとか美少女ゲームがフォーマットの文章が小説文化と相容れないだとかの表層的な些事をどうこう言うのはもういい加減に捨て置くとして、結局ひぐらしがもっともまずかった点は、竜騎士07さんにとっての"推理作品"のイメージが一般のそれとあまりにも乖離しすぎていたことなのでしょう。 雛身沢という舞台の抽象的な意味での"システム"を読み取ることこそが竜騎士07さんにとっての"推理"の眼目で、そういう理解の仕方をしたとき『ひぐらしのなく頃に』は非常に優れた質的なミステリー作品であると言えます。ところが、一般に言うところの"推理"とは、犯人は誰だとかトリックはどうし

    『ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編』を読んで怒らないために (魔王14歳の幸福な電波)
    nadzuna
    nadzuna 2006/01/19
    魔王様の意見にはほとんど賛成だな
  • 魔王14歳の幸福な電波 - ミステリーとしての『ひぐらしのなく頃に』 まとめ

    えーと、主に『皆殺し編』で明かされた事件の真相についてというか、プレイ前の注意というか。前半部分は未プレイの人に向けた文章なので、ネタばれはないと思います。 『ミステリー』の定義を云々するのはここでは意味がないので省略。「隠れていた何かが明らかになることでカタルシスを得られる作品」程度の認識で十分だと思います。ただし、「与えられた条件から唯一の真相を理論的に看破する」いわゆる『格』とは区別しときますね。 多くのミステリー作品には慣習上、「誰が『犯人』で、いかなる『動機』によって、どのような『トリック』を用いたか」という構図が形式として存在します。ここで『犯人』『トリック』『動機』などの概念はミステリー小説という形式に対するテクニカルタームとみなすことができて、これこそが解き明かすべき対象です。ところが、『ひぐらしのなく頃に』にはこれらの概念が形式的要素としては存在しません。ひぐらしは『犯

    魔王14歳の幸福な電波 - ミステリーとしての『ひぐらしのなく頃に』 まとめ
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