都内で撮影された、トフティー・トゥニヤズ(Tohti Tunyaz)さんの写真(1997年撮影、撮影日不明)。(c)AFP 【3月18日 AFP】10年以上にわたって中国で拘束されていた夫の解放を日本で待っていたウイグル人の女性がいる。前月、ついに夫は釈放されたが、女性は、夫が本当に自由の身になったのか不安だと語る。 東大大学院に留学し、アジアの歴史を研究していたウイグル人男性トフティー・トゥニヤズ(Tohti Tunyaz)さん(49)は、11年前に中国の新疆ウイグル(Xinjiang Uighur)自治区へ一時帰国した際に逮捕され、国家分裂扇動罪などで収監された。 その後11年間、トフティーさんの妻、ラビヤ(Rabiya)さん(45)は、子ども2人と東京近郊で暮らし夫の帰りを待っていた。 トフティーさんとラビヤさんの故郷、新疆ウイグル自治区は、中央アジアと境界を接する広大な地域。約83