(中国通信=東京)ウルムチ23日発新華社電によると、中国の考古学者は8月、新疆ウイグル自治区ホータン(和田)地区チラ(策勒)県の古代ホータン(于テン(もんがまえに眞)王国の発掘作業を再開した。この発掘作業は8年間続けられ、多くの重要な考古学的発見があったが、今年5月に天候が原因で作業が一時中断されていた。 10世紀から11世紀にかけ、西域のカシュガル王国(現在のカシュガル市とイェンギシェヘル県が中心だった)は、隣接するホータン王国(現在のホータン市が中心だった)と戦争を行った。戦争により、仏教が盛んだったホータン王国は破壊され、戦争の灰じんと砂漠の砂は歴史の痕跡を埋め尽くした。しかし千年の後、ホータン王国の仏教遺跡が現在のチラ県ダワ溝郷南部の砂漠で発見された。 ダワ溝郷は、チラ県の中心部から国道315線を東に約30キロ入ったところに位置する。中国社会科学院考古研究所新疆考古隊の専門家は、道