外国人初のプロ棋士を夢見るポーランドの女子大生が、夏休みを利用して将棋修業に来日している。女流初段北尾まどかさん(31)宅=東京都新宿区=にホームステイしながら、各地で愛好者らと対局。九日に日本を離れるまで、将棋漬けの日々を送っている。 (松村裕子、写真も) この女性はワルシャワの大学の一年生で、情報技術(IT)を学ぶカロリーナ・ステチェンスカさん(20)。 三年半前、日本のアニメがきっかけで将棋に興味を持ち、インターネットの英語版将棋道場で将棋を始めた。サイト上の大会で二タイトルを獲得するまでに上達。この道場の師範(アドバイザー)を務める北尾さんと知り合い、将来性を見込んだ北尾さんから誘いを受け、六月二十三日に初来日した。 日本将棋連盟の道場の認定で、棋力はアマチュア四段。連盟の将棋会館(渋谷区)に通ったり、北尾さんについて将棋の街、山形県天童市に出掛けたりしたほか、北尾さんの主宰する対