【新華社重慶9月17日】南宋時代にモンゴル軍に抵抗し、世界の歴史を変えたという重慶市の遺跡「余階帥府」の発掘で先ごろ、重要な成果があり、1000点余りの貴重な遺物が出土した。 余階帥府は南宋時代にモンゴル軍に抵抗した重慶の防衛の中心で、当時の役所だった四川制置司衙署を指す。遺跡は重慶市渝中区解放東路の巴県の役所のある地域に位置し、「第3次全国文物調査」で発見された。これまでに重慶で見つかったレベルと価値が最も高い宋代の建築遺構である。 重慶市文物考古研究所は先ごろ、遺跡の発掘を開始した。計画発掘面積は9500平方メートルで、これまでに4000平方メートルの広さを平均約2・5メートルの深さまで発掘した。トレンチ内で見つかった中華民国から清代にかけての遺構の整理が終わり、現在は明代の堆積層の発掘が行われ、一部では宋、元代の遺構が現れている。 重慶市文物考古研究所の説明によると、遺跡では明清代の