海洋研究開発機構(JAMSTEC)と東京大学大気海洋研究所は10月11日、下北半島八戸沖の46万年前の海底下地層中に大量の「生きている」微生物細胞を確認したことを発表した。JAMSTEC高知コア研究所地下生命圏研究グループ兼同機構海底資源プロジェクト地球生命工学研究グループの諸野祐樹主任研究員と稲垣史生グループリーダー、東京大学大気海洋研究所の研究グループらによる研究で、成果は日本時間10月11日に「米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)」電子版に掲載された。 今回、研究グループは、JAMSTECの地球深部探査船「ちきゅう」が下北半島八戸沖約80kmの海底(水深約1180m)から得た掘削コア試料(海底下深度219mの部分)を用いて、地球のバイオマス