◇就寝中蹴られた・卵や石投げ込まれた・・・ 支援団体 人権救済申し立ても 松山市内の路上生活者が、集団で石や卵を投げつけられるなど嫌がらせを受けている。支援団体「オープンハンドまつやま」 の聞き取り調査で明らかになった。警戒を強める団体の見回り活動に同行した。 4日夜、松山市役所前の地下通路。壁沿いには段ボールでつくられた囲いが点在する。 「こんばんは。最近お変わりないですか」 。オープンハンドまつやまのメンバーに声をかけられて顔を上げたのは70代の男性。就寝中、段ボールを蹴られたことがあるという。「3月末にも蹴られた。またあるんじゃないか心配だよ」 と不安げな表情を浮かべた。 通路には、50〜70代の男性15人がいる。調査によると、昨年12月28日には、少年とみられる4〜5人が、囲いの段ボールを蹴って逃走。3月4日未明には少年4人が、卵や石、たばこを投げ込み、地下通路に設置され