日本で敗戦と言えば、太平洋戦争での敗戦を指すことが多いと言えます。一般人が映画などで触れる日本の戦争映画は、戦艦大和や本土空襲、原爆、せいぜい南方占領地などを主題にしたものが多いため、中国戦線に関する認識がかなり希薄だと言えるでしょう。このため、“日本はアメリカに負けたのであって中国には負けていない”と言った自慰的思考にはまる人は少なくありません。日本極右が排外感情を煽ろうとするとき、国内矛盾を転嫁するスケープゴートとして、中国を格好のターゲットとするのもそのためです。ですが、“日本はアメリカに負けたのであって中国には負けていない”という日本極右の主張は歴史的事実なのでしょうか。 日本軍侵攻に救われた共産党? 1937年からの日中戦争は日本では「支那事変」と呼ばれ、日本政府は「事変」であり「戦争」ではないと唱えていました。日本海軍にとっての主敵は米英、日本陸軍にとっての主敵はソ連であって中
By Jamie McCaffrey ラジコン飛行機にカメラを装着して映し出される空中の映像をもとに地上から遠隔操縦する「Drone(ドローン)」が愛好家の間で流行しています。しかし、空中を無秩序に乱舞するドローンの数が増え、見るに見かねたアメリカの連邦航空局(FAA)が操縦者に罰金を課したところ、思わぬ"反撃"を受けることに。空のルールをめぐって起きている一波乱とはどのようなものでしょうか。 Drone Pilot Fights for Right to Profit in the Unmanned Skies | Threat Level | Wired.com http://www.wired.com/threatlevel/2013/10/drones-at-a-crossroads/ Remote aircraft pilot fights $10,000 FAA fine, c
2000年代後半以降の日本社会では、いわゆる「ネット右翼」や「行動する保守」などと呼ばれる人々による、外国人住民をはじめとする民族的・社会的マイノリティ(*1)に対する攻撃的な言動が注目を集めるようになった(板垣2013; 安田2012; 前田2010a; 高・雨宮2013)。それにともない、「ヘイトスピーチ」という概念への関心も改めて高まっている。 (*1)本稿では「マイノリティ」を、ある社会においてネガティブだとされている差異(マイノリティ性)を有しているがゆえに不利な立場に置かれた人々と定義する。なお本稿では、近年の日本において急速に顕在化してきた、外国人住民をはじめとするエスニック(人種・民族的)・マイノリティへのヘイトスピーチを主な検討対象とするが、それ以外の社会的マイノリティへのヘイトスピーチについてもあてはまる分析については、「エスニック・マイノリティ」ではなく「マイノリティ
「それいけ!アンパンマン」などの漫画や「手のひらを太陽に」の作詞で知られる漫画家のやなせたかしさんが13日に心不全のため東京都内の病院で亡くなりました。 94歳でした。 やなせさんは高知県の出身で、大学を卒業後、百貨店の宣伝部に就職し、グラフィックデザイナーを経て漫画家としてデビューしました。 昭和39年からNHKで放送が始まったクイズ番組「まんが学校」で講師役を務め、上手にマンガを書く方法を毎回解説して人気を集めました。 昭和48年子ども向けの雑誌に連載を始めた「それいけ!アンパンマン」シリーズはテレビアニメになり、国内だけでなく、スペインやブラジルなどでも放送されて世界各地の子どもたちに愛されました。 また、作詞家としても活躍し、昭和36年に作詞した「手のひらを太陽に」はNHKの「みんなの歌」で放送されて反響を呼び、小学校の音楽の教科書にも載りました。 こうした功績が評価されて平成3年
最近、形式主義、官僚主義、享楽主義、ぜいたく主義に陥る傾向にある党員に猛省を求めている中国共産党ですが、この趣旨で出された今日(2013年10月14日)付けの「人民日報」1面に掲載された評論文「人民政党の生命線を守ろう」(任仲平)に興味深い部分がありました。 この論文に署名してある「任仲平」とは、個人のペンネームではなく「『人』民日報『重』要『評』論」を意味する「人重評」を同音異字に変えたもので、特に「人民日報」社として重要だと考える文章を共同執筆する際に使われるペンネームです。(「人民日報」の評論文では、同じような署名として「仲祖文」(『中』国共産党『組』織部『文』章の「中組文」と同音異字)という署名もあります)。 この「人民政党の生命線を守ろう」は、内容的には目新しいものはありませんが、表現振りは、お堅い表現になりがちな共同執筆論文としては、書き出しからして、ちょっとしゃれています。私
■日本メディアは誤解してない?「中国、記者25万人にマルクス主義学習義務づけ」の正しい読み方■ beijing newsstand / ernop 「中国政府が25万人の記者にマルクス主義試験義務づけ、新たなメディア取り締まり強化だ!」とのニュースがちょっとした話題となっています。 中国、記者25万人に免許試験 マルクス主義学習義務付け(共同) 中国 記者に「マルクス主義」試験(NHKニュース) ネット大国中国、規制を加速 監視要員200万人(共同・中国新聞) メディア記者25万人に免許試験 中国 マルクス主義学習で(MSN産経ニュース) 実は日本語の報道が出る前にこのニュースを目にしていたのですが、「たいした話題じゃないな」と思ってスルーしておりました。日本人読者のニーズをとらえるアンテナがバカになっているな、と反省した次第です。 ただですね、やっぱりたいしたニュースじゃないんじゃないか
地球の周りをキモい軌道でグルグル回っていた不思議な物体「J002E3」の動きが一発で分かるGIFアニメ GO羽鳥 2013年10月14日 今から11年前の2002年、ひとりのアマチュア天文学者が宇宙に漂う不思議な物体を発見した。その物体は地球周回軌道上に存在しており、「な、なんと! 月以外に地球の周りを回る物体があったなんて……!」と研究者たちはビックリ仰天したという。 この未知なる物体は「J002E3」と名付けられ、しばらくは隕石や小惑星だと思われていたが、やがて意外な事実が発覚する。「こ、これは……人工的な物体だ……ッ!!」と。今回は、そんな J002E3 の動きが一発で分かるGIFアニメをご紹介したい。 ・月よりも地球に接近していた 金星の方向から地球に向かって突っ込んできた J002E3。月の軌道もぶっちぎり、月よりも地球に近い位置をグルリとカーブ。その後も、楕円の軌道で月と地球の
サービス終了のお知らせ NAVERまとめは2020年9月30日をもちましてサービス終了いたしました。 約11年間、NAVERまとめをご利用・ご愛顧いただき誠にありがとうございました。
【モスクワAFP=時事】モスクワ南部で13日、非ロシア人排斥を叫び暴徒化した極右らが治安部隊と衝突した。一帯は騒乱状態となり、警察によると、380人以上が逮捕された。
『週刊東洋経済』2013.9.7号に掲載された、連載「歴史になる一歩手前」の第11回です。写真入りの東洋経済オンライン版はこちら、過去の連載はこちらから。 歴史家の網野善彦は晩年、共産主義という用語は歴史上、最大の誤訳の一つではないかと語ったことがある。 対談集『「日本」をめぐって』で小熊英二氏に述べたもので、しかしどう訳せば正しいのかは示していないので、その真意は判然としないのだが、最近、ふとこういうことかな、と感じる機会が増えた。 網野は従来の日本史学が農民を中心とする歴史叙述に偏ってきたことを批判し、商業・流通業者や芸能民など、一か所に定住せず漂白しながら生活する人々に着目したことで知られる。 だとすると共産主義という訳語についても、それが共同で「生産」するというイメージに陥った点を、問題にしたのではないか。 実際、冷戦下の共産圏で行われたのはもっぱら生産現場の国有化だったが、これは
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く