原爆で破壊された後の長崎市内の様子を写したカラーの航空写真を、米国立公文書館で初めて確認したと4日、市が発表した。 発表によると、見つかった写真は3枚。うち1枚は、爆心地やその近くの浦上天主堂の姿をとらえており、1946年11月より前に撮影されたとみられる。ほかの2枚は、長崎医科大(現・長崎大医学部)付近が写ったものと、長崎駅付近が撮影されたもので、撮影時期などは不明という。 長崎市は、被爆70年に向けて6月16日から27日までワシントン近郊の国立公文書館で調査。見つかったカラー写真は航空写真を含め計約30枚という。(岡田将平)