実に季節外れな話題だが、ナチスによるクリスマス・パーティーの様子を写した貴重なカラー写真が話題になっているので、こちらでご紹介しよう。 ナチスがユダヤ人であるイエス・キリストの生誕を祝っている事実は、なんとも皮肉を感じるが、そこに映し出されている風景は、どことなく緊張感と重苦しさが支配している気がするのは、単なる先入観だろうか? 1941年12月18日、ミュンヘンにて このクリスマス・パーティーは、1941年12月18日にミュンヘンにあるビアホールで開催されたもの。モミの木の下には、ヒトラーが写っているが、このパーティーは武装親衛隊隊員や士官学校生が集ってナチの高官を囲むものとなった。 ナチスの鉤十字の旗がかけられており、一斉に並んで座る姿はどこか異様だ。 このパーティーの様子は、ヒトラーのプライベート・カメラマンの1人であったヒューゴ・ジャーガー氏(Hugo Jaeger)が撮影したもの