今から18年前のゴールデンウィーク。白装束に身を包んだ謎の集団に、日本中が注目していた。白い頭巾、白いマスク、白い長靴、そして白衣に身を包んだ集団が、白い車両20台ほどとともに岐阜県の林道を占拠していたのだ。しかも車両には、渦巻き状の独特なマークがびっしりと貼り付けられている。一目で異様と分かる集団だ。 人里離れた山奥で道を占拠する謎の集団に、メディアは引き寄せられた。連日、ワイドショーでは何時間も彼らの姿が生中継され、その一挙手一投足に日本中が釘付けになった。報道陣の執拗な取材に怒った白装束の一員が鏡の盾を持ってきて応戦したり、重機で追いかけて威嚇したりすると、その映像が何度も繰り返し放送され、報道はさらに過熱していった。
![「電磁波攻撃を受けている」“謎の白装束集団”騒動から18年…パナウェーブ研究所はその後どうなった? | 未解決事件を追う | 文春オンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3cf2222fcd784d9f527741333e397b19475c2b01/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbunshun.jp%2Fmwimgs%2Ff%2F5%2F1200wm%2Fimg_f54e217e300477b1be91c6954d650b0d175081.jpg)