約2000人の民間人を殺害した軍の関係者を受け入れ、訓練を施す国がある。日本だ。選挙に基づく政権をクーデターで覆し、抗議する市民を弾圧するミャンマー国軍の軍人を「留学」させ続けている。平和や民主主義の確立を目指す国是にそぐわず、ミャンマー市民の心情を踏みにじっている。ウクライナに侵攻したロシアに厳しいポーズをとる岸田政権だが、人権重視は上っ面だけか。(北川成史)
(CNN) 激戦の末にロシア軍が占領したウクライナ南東部マリウポリのアンドリュシチェンコ市長顧問は17日、市内の現在の生活環境などに触れ、「中世の時代に逆戻り」したと報告した。 ウクライナ国営テレビの取材に応じた。給水は市内の世帯の2~3%のみに届き、住民は衣類を路上の水たまりで洗っていると指摘。 伝染病が蔓延(まんえん)するリスクは日ごとに高まり、赤痢やコレラに似た症状を抱える市民が医者を訪れているとの情報もあるとした。 世界保健機関(WHO)は先月、同市でコレラが広がる危険性を警告。市内の衛生管理については相当に重大な危機に直面しているとの懸念を表明していた。 同市長顧問は市外に退避しているが、市内の信憑性(しんぴょうせい)が高い情報は入手出来ているという。 アンドリュシチェンコ氏は、ロシア軍は市内で「軍事キャンプ」を創設しつつあるとも説明。市外への脱出はロシアへ向かってだけ可能ともし
中国の政治、経済にとって最重要課題である雇用の確保に黄信号が灯っている。特に若年層の失業率は18.4%と、調査開始以来最悪となった。習近平総書記が続投を狙う党大会が秋に控えるなか、中国は厳しい状況に追い込まれている。 中国にとって雇用確保は最大の使命 中国経済の減速が続いている。2021年全年の経済成長率は8.1%という高成長を記録したものの、四半期別で見ると第3四半期は4.9%、第4四半期は4%と急ブレーキがかかった。今年第1四半期は4.9%と回復傾向を見せたが、そこで直面したのがオミクロン株の流行だ。 上海市のロックダウンは3月末から2カ月以上にわたり続いた。現時点でも感染ゼロは達成できておらず、日常的なPCR検査の義務化や一部地区の封鎖など、日常生活を取り戻したとは言いがたい。上海市以外の地域でも感染が散発しており、強力な感染対策は経済低迷につながっている。 中国政府は今年の成長目標
──2022年のグローバルヘルスについてうかがいます。低所得者層の命を可能な限り救うためには、何が最大の科学的ブレークスルーになるとお考えですか? (エジンバラ大学公衆衛生学教授、デビ・スリドハーより) 2022年にひとつだけ願うとすれば、栄養失調問題の解決でしょう。あまりにも多くの子供たちの脳や体が、充分に発達していません。彼らがたとえ充分なカロリーを摂っていたとしてもです。世界的にみると、5歳未満の子供の5人に1人が発育不全で、サハラ以南のアフリカとなると、ほぼ3人に1人の割合になります。衝撃的な数字です。 科学者たちは、マイクロバイオームについて多くのことを学んでいる最中です。また、分子標的治療はいまだ初期段階ではありますが、いずれはグローバルヘルスに多大な影響を与える可能性があります。ですから、この分野は巨大であり、ブレークスルーは目前に来ていると思っています。 HIVワクチンや結
ミサイルと戦闘機が見えた朝 2022年2月24日の午前5時前、ウクライナの旧プリピャチ市街に最初の爆発音が響いた。 プリピャチはチョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所の職員とその家族のために建設された計画都市だったが、1986年4月の爆発事故後に街ごと放棄され、いまに至る。 爆発音の後に、ミサイルが弧を描いて飛ぶのが見えた。戦闘機の機影が暗い空を切り裂く。空が明るくなると、空襲警報が鳴り響いた。 午前8時、チョルノービリ原子力発電所のシフト責任者バレンティノ・ヘイコは各部署の現場責任者に電話をかけ、「ウクライナ各地で爆発の報告があり、チョルノービリ上空でロシア軍機が目撃された」と伝えた。 放射性廃棄物の処理を担当するアントン・クテンコは、2人の息子と自宅にいる妻に電話した。「いつ帰ってこられるの?」と妻に聞かれたが、クテンコは「わからない」としか答えられなかった。
実業家のイーロン・マスク氏(2022年4月11日撮影)。(c)Brendan Smialowski / AFP 【6月18日 AFP】実業家イーロン・マスク(Elon Musk)氏率いる宇宙開発企業スペースX(SpaceX)は、マスク氏を批判する書簡を公開していた従業員数人を解雇したと明らかにした。AFPが17日、グウィン・ショットウェル(Gwynne Shotwell)社長兼最高執行責任者(COO)が社員に送った電子メールで確認した。 ショットウェル氏は16日付の電子メールで、「少数」の従業員が同僚の間で署名運動を行い、自分たちの書簡内容への賛同と調査協力を求めていたことを明らかにした。 同氏は、この書簡をめぐり「不本意な意見への署名を強要され、不快感や不安、憤りを覚えた」従業員もいたとし、調査の結果、「関係者数人を解雇した」と述べている。人数は明らかにしていない。 米IT系ニュースサイ
毎日新聞と社会調査研究センターが18日に実施した全国世論調査では、22日公示、7月10日投開票の参院選についても尋ねた。与党と野党のどちらに議席を伸ばしてほしいと思うかとの問いでは、「与党」が37%、「野党」が42%だった。「どちらとも言えない」は21%だった。 投票に行くかとの質問では、「必ず行く」72%、「たぶん行く」21%で、合わせて9割超が「行く」と答えた。「行かない」は4%だった。ただし、参院選の投票率(選挙区)は、2019年の前回は48・8%、16年の前々回は54・7%と低迷している。 参院選の選挙制度を理解しているかとの問いでは、「理解している」との回答は76%で、「よくわからない」は23%だった。参院選の制度は複雑だ。比例代表は政党名でも候補者名でも投票できる。議席数は政党名と候補者名の得票数の合計に応じて配分される。候補者名の得票が多い順に当選者が決まる。だが、各党の「特
アメリカのバイデン大統領が滞在先の別荘の近くで自転車から降りる際に転倒しましたが、ホワイトハウスはけがはなかったとしています。 バイデン大統領は18日、滞在先の東部デラウェア州の別荘近くで、乗っていた自転車から降りる際に転倒しました。 すぐに立ち上がり「大丈夫だ。足がひっかかっただけだ」と説明しました。 バイデン大統領が転倒したのは、支持者の近くで自転車を止めて降りようとした時で、その後、支持者らと言葉を交わしたり、記者団の質問に応じたりしたあと、再び自転車に乗ってその場をあとにしました。 ホワイトハウスは大統領にけがはなく「手当ての必要はない」としています。 バイデン大統領は79歳と高齢で、その健康状態が常に注目されています。 トランプ前大統領「無事であることを願う」 バイデン大統領が転倒したことについてトランプ前大統領は18日、南部ミシシッピ州で行った演説で「無事であることを願う。ずい
ウクライナ情勢を背景に拍車がかかっているインフレによって、世界各地で暮らしへの影響が広がっています。 物価の上昇率が40年ぶりの水準に達したイギリスでは大規模なデモが行われ、参加者は生活が一段と苦しくなっているとして賃金の引き上げを訴えました。 ロンドンで18日に行われたこのデモには、労働組合の呼びかけで全国各地から集まった数千人が参加しました。 イギリスでは、4月の消費者物価指数が去年の同じ月と比べて9%上昇しておよそ40年ぶりという記録的な水準に達し、ガソリン価格をはじめ光熱費や食品などが大きく値上がりしています。 デモに参加した人たちは物価の高騰にもかかわらず賃金が十分に上がらず生活が一段と苦しくなっているとして「正当な賃金を支払え」などと声をあげながらおよそ1時間にわたって行進しました。 また、インフレ対策が不十分だとしてジョンソン首相の退陣を求める人もいました。 デモに参加した6
アルプス山脈に近いイタリア北部のリゾート地でウエートレスをしていたディアナ・パリーニさん(44)は先月、退職した。賃金と労働環境のひどさにうんざりしたからだ。写真はミラノで、食料の配給に並ぶ人々。14日撮影(2022年 ロイター/Flavio Lo Scalzo) [ローマ 16日 ロイター] - アルプス山脈に近いイタリア北部のリゾート地でウエートレスをしていたディアナ・パリーニさん(44)は先月、退職した。賃金と労働環境のひどさにうんざりしたからだ。時給8ユーロのうち現金手渡し分が6ユーロ、福利厚生も年金積み立てもなし。大卒のパリーニさんは故郷のミラノに帰り、ドッグシッターの仕事に就いた。
以下に掲載するのは、2018年に刊行された『少女終末旅行トリビュート』という同人誌に私が寄稿させていただいた、「世界の終わりの安らぎと、その系譜」という文章の全文です。 hanfpen.booth.pm 本自体は『少女終末旅行』の二次創作小説集なのですが、自分だけ評論を寄稿しています。自分は当時『少女終末旅行』に入れ込んでいたのですが、ありていに言えば小説が書けない人間なので、イラストと合わせて評論を書くことで作品愛を表明したいと考えていました。 本が出た時点で漫画は既に完結しており、寄稿者(京大SF研有志の人たち+α)は皆それをもとに原稿を書いていたと思います。 少女終末旅行 6巻(完): バンチコミックス 作者:つくみず 新潮社 Amazon そしてこの評論は『少女終末旅行』にリスペクトを払い、『少女終末旅行』について論じたものでもありますが、より広く「世界が終わるということの安らぎ」
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
2022年06月18日19:17 カテゴリオタクin中国アニメ 中国オタク「カウボーイって日本の二次元的にどうなの?分かりやすい職業ネタなのにあまり見かけない気がするのは考えてみれば不思議」 ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。 中国オタク界隈では日本の作品の定番要素やテンプレ展開などに関する話題がイロイロと飛び交っているようですが、その中には「他のメディアやジャンルでの定番要素がアニメやマンガではどうなのか?」といった話もあるそうです。 そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた 「カウボーイは日本の二次元では出る機会が少ない?」 といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。 カウボーイって日本の二次元的にどうなの? 分かりやすい職業ネタなのに、日本の二次元であまり見かけない気がするのは不思議。
『爆笑 陸軍二等兵物語』という、戦争体験者自身が描いた漫画がある。 作者の塚原平二郎氏は1920年生まれなので敗戦時点で25歳、陸軍に徴兵されて中国各地やベトナムを転戦している。漫画自体は創作だが、塚原氏自身の体験や兵隊仲間からの見聞をもとに描かれたリアルな内容だ。[1] この漫画を見ると、作者自身の上官である「中助」(ろくでもない中隊長のことを兵隊たちはこう呼んでいた)をはじめ、素質不良な軍人たちが中国各地の街や村でやりたい放題の悪事を働いている。 ひどい話ばかりだが、少なくとも作者はこうした事件を批判的観点から描いているので、こうした残虐行為を仲間内の場で自慢話のように語っていた元軍人たちよりははるかにマシと言えるだろう。 女囚さそり 第41雑居房、大陸(中国)行軍中に現地の女性を強姦したことをおもしろおかしく得意気に話すおっさんとそれ聞いて喜び羨ましがる若者達。 当時はよくある光景だ
セグウェイ仁王 めっちゃ楽しそう https://t.co/GOZaSIr0Uz
ヒトは〈家畜化〉して進化した―私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか 作者:ブライアン・ヘア,ヴァネッサ・ウッズ白揚社Amazon近年、人類史を通して、年々暴力が少なくなっていることを示したピンカーの『暴力の人類史』や、人間の本質は利他的であると多くの類例を通して論じてみせたブレグマンの『Humankind 希望の歴史』のように「人間は想像以上に他の人間にたいして優しく、寛容な存在となりつつある」ことを示す本がよく出ている。 本書『ヒトは〈家畜化〉して進化した』は、(その善性のみを扱っているわけではなく、裏表で発露される暴力性にも触れているが)そうした説にたいして、進化人類学、認知神経科学方面からのアプローチをまとめた一冊になる。進化人類学者で動物の認知調査で知られる著者によれば、ヒトは「自己家畜化」することで友好的になり、見知らぬ他者と強調する能力を手に入れることができた。そして、そ
欧米ではマスクを外した生活が普通になっているのに対し、日本ではいまだにマスク着用が続いている。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、政府はマスクを外しても構わないという場面を例示したが、マスクを着けている人が多い。なぜ日本人はこれほどマスクを着けたがるのか。そのルーツは何か。マスク史に詳しい住田朋久・慶応大大学院社会学研究科訪問研究員に尋ねた。【聞き手・宇田川恵/オピニオングループ】 元々はファッションアイテムだった ――マスクの起源はどこにあるのですか。 ◆近代のマスクの原形は1836年に英国で登場した。元々、呼吸器を患う人のために開発されたもので、鼻と口を布で覆い、布の中に格子状の金属が入った構造だった。患者が着用すると、温かく湿った空気を吸うことができたようだ。これが日本に輸入され、その後は国内でも製造された。1880年ごろまでには都市部で広がったという記録がある。 ――今のマスク
グリーンランドとカナダを隔てるナレス海峡に浮かぶハンス島。カナダとデンマークが奇妙な領土紛争を繰り広げてきた小島だ。50年にわたり、両国の当局者が代わる代わる上陸し、国旗やウイスキーボトルを残していった。(PHOTOGRAPH BY DAVE WALSH, EYEVINE/REDUX) 強風が吹き抜ける北極圏の無人島がカナダとデンマークの思いがけない紛争を引き起こして数十年、世界地図が描き直されることになった。カナダ最北端とデンマークの自治領であるグリーンランドを隔てる幅35キロメートルのナレス海峡に浮かぶハンス島を巡る紛争で、両国が「領有権を分割する」と2022年6月14日に発表したのだ。 この合意を、両国の当局者は国際協力における画期的な出来事として歓迎している。ときには国旗や酒瓶も登場した50年にわたる非公式な「戦争」についに終止符が打たれた。 ハンス島の歴史 紛争とはいうものの、歴
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く