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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (640)

  • トランプ後の共和党とQアノン、アメリカのファシズム的未来

    トランプと共和党が生み出した狂気による民主政治の破壊はまだ続く PHOTO ILLUSTRATION BY NEWSWEEK; JOE SOHM-VISIONS OF AMERICA-UNIVERSAL IMAGES GROUP/GETTY IMAGES <議事堂で「トランプ愛」を叫んだ暴徒に対し、警察の対応が弱腰だったのはなぜか。トランプが去っても「トランプ」は終わらない。変貌した共和党とQアノンの陰謀論は、この国の民主主義を今後何年も危険にさらし続けるだろう> (誌「トランプは終わらない」特集より) 怒れるドナルド・トランプ大統領の支持者が米連邦議会議事堂を占拠した事件を目にしたアメリカ人は、催涙ガスや議事堂のバルコニーにぶら下がる暴徒の姿に衝撃を受けた。 まさに反乱と呼ぶしかない事態は、残り任期わずかとなった政権の内部崩壊と大統領の弾劾につながる可能性がある。(編集部注:1月13日

    トランプ後の共和党とQアノン、アメリカのファシズム的未来
  • マジックマッシュルームを静脈注射した男性が多臓器不全、血液中でキノコが育っていた

    Man Injects Magic Mushrooms, Gets Organ Failure As They Grow in His Blood <煮出した「お茶」を静脈注射したところ下痢や吐血の症状が。臓器損傷が確認され集中治療室に運ばれる羽目に> 幻覚作用のある「マジックマッシュルーム」の汁を静脈注射したアメリカ人男性(33)が、多臓器不全を起こして入院した。 入院は22日間に及び、このうち8日間は集中治療室(ICU)だった。病院側が検査を行ったところ、男性が摂取したキノコ「ミナミシビレタケ」が「血液の中で育っていた」という。 アリゾナ州フェニックスにあるクレイトン大学医学部の研究者たちが、コンサルテーション・リエゾン精神医学会の機関紙にこの男性の症例について研究報告を行なった。男性は双極性障害を患っており、静注薬物の使用歴があった。 男性の家族は、男性が医師に処方された向精神薬を服

    マジックマッシュルームを静脈注射した男性が多臓器不全、血液中でキノコが育っていた
  • 慰安婦訴訟、国際社会の「最新トレンド」で攻める韓国と、原則論で守る日本

    <ソウルの日大使館が差し押さえられ、「現金化」もされかねない事態を招いたのは、モノ言わず戦いもしない日外交だ> 2020年、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、日韓関係の悪化が霞んで見える状況が続いてきた。コラムでも述べて来たように、この年の8月には、元徴用工問題での被告側日企業資産の「現金化」や日韓GSOMIA破棄期限等があったにも拘わらず、両国関係は一昨年の様に緊張せず、以後も相対的に平穏な状態が続いてきた。 しかしながら、明けて2021年1月8日、韓国から日韓関係を大きく揺るがしかねないニュースが飛び込んできた。即ち、ソウル中央地方裁判所による、慰安婦問題に関する判決である。この裁判は、日軍の元従軍慰安婦12人(故人を含む)が日政府に損害賠償を求めたものであり、ソウル中央地方裁判所は原告の請求を認め、日政府に1人当たり約950万円(1億ウォン)の賠償を命じる事と

    慰安婦訴訟、国際社会の「最新トレンド」で攻める韓国と、原則論で守る日本
  • ネアンデルタール人は冬眠していた? 

    クロアチアのクラピナ・ネアンデルタール博物館での展示...... REUTERS/Nikola Solic <スペイン北部の遺跡で見つかった化石骨の損傷状態を調べたところ、ネアンデルタール人が厳しい冬をやり過ごすために冬眠していた可能性が浮上した...... > 40万年以上前の化石骨に冬眠の痕跡らしきもの 現生人類と同種とされるネアンデルタール人は、厳しい冬をやり過ごすために冬眠していたのかもしれない──このほど行われた遺跡調査から、こんな可能性が浮上している。英ガーディアン紙などが報じた。 化石人類ネアンデルタール人は、数十万年前〜3万5000年前まで生存していたと考えられている。 古人類学専門の学術誌L'anthropologieに発表された論文によると、スペイン北部のアタプエルカにある有名な遺跡シマ・デ・ロス・ウエソス(スペイン語で「骨の穴」を意味する)という洞窟で見つかった化石骨

    ネアンデルタール人は冬眠していた? 
  • 植物学者が称した「世界で最も醜いラン」、マダガスカル島で発見される

    英キュー王立植物園の植物学者が「世界で最も醜いラン」と称した...... Photo: Rick Burian <英キュー王立植物園の植物学者ヨハン・ヘルマンス名誉助教によって、マダガスカル島で発見されたランが、「世界で最も醜いラン」と称された......> ランの一種「ガストロディア・アグニセルス」が、英キュー王立植物園の植物学者ヨハン・ヘルマンス名誉助教によって特定された。大きく豪華な美しい花をつける他のランと異なり、小さく茶色いグロテスクな花をつけることから「世界で最も醜いラン」と称されている。 ライフサイクルの大半を地下で過ごす このランは、葉や光合成のための組織を持たず、菌根菌との共生によって必要な養分を摂取し、地下茎から成長する。生活環(ライフサイクル)において大半を地下で過ごし、地上に姿を現すのは、毎年8月と9月、開花したり、果実を実らせたりするときに限られている。花は長さ1

    植物学者が称した「世界で最も醜いラン」、マダガスカル島で発見される
  • ワタリガラスの知能は大型の類人猿並みであることが明らかに

    ドイツのオスナブリュック大学の研究による、ワタリガラス(ハシブトガラスよりも一回り大きい渡り鳥)には大型の類人猿並みの物理的・社会的な能力があることが明らかになった......> 大型類人猿と同程度の知的能力 カラスは頭がいいということは、日頃の行動からよく言われているが、このほど発表された実験により、カラス、なかでもワタリガラス(ハシブトガラスよりも一回り大きい渡り鳥)には大型の類人猿並みの物理的・社会的な能力があることが明らかになった。実験結果は、自然科学や臨床研究に関するオンライン学術誌サイエンティフィック・リポーツに発表されている。 今回ワタリガラスの認識力を調べる実験を行ったのは、ドイツのオスナブリュック大学の認知科学者シモーネ・ピカ博士が率いるチームだ。同博士によると、これまでもさまざまな研究者が同様の実験を行ってきたが、その多くは、1つのタスクだけでワタリガラスの能力を評価

    ワタリガラスの知能は大型の類人猿並みであることが明らかに
  • フロリダ紙社説、トランプのためなら国を害することも厭わない候補者を選挙で推薦したことを「痛恨のミス」と謝罪

    フロリダ紙社説、トランプのためなら国を害することも厭わない候補者を選挙で推薦したことを「痛恨のミス」と謝罪 Florida Paper Apologizes for Endorsing Rep. Who Wants to Overturn Election <アメリカの民主主義を破壊する試みに加担するような人間と見抜けなかったことを読者に詫びる> フロリダ州の大手新聞オーランド・センチネル紙は、11月の大統領選挙と同日に行われた連邦議会選挙でフロリダ州の下院議員候補者だったマイケル・ウォルツを推薦したことを謝罪した。ウォルツは当選し、大統領選挙の結果を覆そうとするトランプ陣営の訴訟を支持している。 同紙は11日、読者に対する謝罪記事を社説欄に掲載した。そしてジョージア、ウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニアの激戦4州で選挙の不正があったと主張して大統領選の結果を無効化しようとするテキサス

    フロリダ紙社説、トランプのためなら国を害することも厭わない候補者を選挙で推薦したことを「痛恨のミス」と謝罪
  • 「中国は香港の一世代をまるごと抹殺することも厭わない」

    <「何千人もの若い活動家がこれからどんな目に遭うかを想像すると、胸が張り裂けそうだ」と、指名手配中で米在住の活動家、朱牧民は言う> 中国政府が香港の民主派への締め付けを強めるなか、抗議運動を扇動したとして著名な活動家3人に量刑が言い渡され、香港の民主派と国際的な人権団体が批判の声を上げている。 3人の活動家は24歳の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)、23歳の周庭(アグネス・チョウ)、26歳の林郎彦(アイバン・ラム)。昨年6月に「逃亡犯条例」改正案に抗議して、警察部の包囲を呼びかけた罪などに問われ、今年11月23日に有罪が確定。12月2日にそれぞれ13カ月半、10カ月、7カ月の量刑が言い渡された。 中国による政治的・法的な統制強化に抗議して昨年夏に香港で大規模なデモが起きて以降、民主派の活動家が執行猶予なしの禁固刑に処せられるのはこれが初めてだ。 3人とも裁判で罪を認めたとされている。量刑判決

    「中国は香港の一世代をまるごと抹殺することも厭わない」
  • 「なぜ、暗黒物質のない銀河が存在するのか」を示す研究結果

    <暗黒物質がほぼ存在しない銀河が見つかり注目されていたが、「大質量銀河に接近したことで、この潮汐力によって引きちぎられる『潮汐破壊』の影響によるものだ」との研究論文が発表された...... > 質量を持つが、電磁波を放射しないため光学的に直接観測できない「暗黒物質(ダークマター)」は、銀河の形成や進化において重要な役割を担っていると考えられている。 暗黒物質が集まり、集合体として成長すると、この重力の作用によって水素やヘリウムなどのガスが集まり、やがてガスが冷やされて高密度になると、ここから恒星が生まれ、恒星が集まって銀河が形成される。この理論によれば、暗黒物質から生じる重力がなければ、ガスが集まらず、銀河を形成できないはずだ。 ハッブル宇宙望遠鏡の観測データを分析 しかし、2018年3月、暗黒物質がほぼ存在しない銀河「NGC 1052-DF2」が、高度547キロの低軌道を周回するハッブル

    「なぜ、暗黒物質のない銀河が存在するのか」を示す研究結果
  • 中国政府、少数民族弾圧はウイグルに留まらず 朝鮮族の学校からハングルを抹消へ

    少数ながら韓国国内にも中国国籍の朝鮮族の人びとがいる。彼らも今回の中国の暴挙に抗議デモを行った。NTD Korea / YouTube <ウイグル族、モンゴル族に続いて朝鮮族も習近平の圧政に苦しめられて──> 近年、中国当局が新疆ウイグル自治区のウイグル族に対し、強制避妊や強制労働をさせていたことが報告され、世界から批判の声があがっている。 また、ウイグル族に対する学校での授業を強制的に中国語に変更させる「言語の同化政策」が進められ、最近ではウイグル族のウイグル語だけでなく、内モンゴル自治区でも学校教育でモンゴル語の使用も大幅に減らされているという。 そして今、この対象が中国にいる朝鮮族にも拡大されている。 中国に存在する少数民族は、1億2000万人といわれ、これは中国の全体人口(約14億人)の8.5%である。2019年の人口調査によれば、中国には五十五の代表的少数民族があり、人口数は、ウ

    中国政府、少数民族弾圧はウイグルに留まらず 朝鮮族の学校からハングルを抹消へ
  • コロナ禍で米富裕層はますます豊かに 苦しい労働者が「逆支援」

    2016年12月、大統領就任前のトランプIT企業トップの話し合いのためトランプタワーに入るベゾス(中央) Andrew Kelly-REUTERS <好業績を上げながらそれを労働者に還元しない企業のせいでアメリカの格差はますます拡大しているとシンクタンクが指摘> 経済格差とそれが地域社会の健康に及ぼす影響について調べた新たな報告書が発表され、アメリカの億万長者の資産総額がコロナ禍で1兆ドル近く増えたことが分かった。それも、コロナ禍で収入が減ったり失業した多くのアメリカ人が固唾を飲んで見守るコロナ支援策の第二弾が議会で停滞する一方でだ。 シンクタンク「政策問題研究所」が労組や地域団体などのネットワーク「社会正義のための団体交渉」、非営利組織「ユナイテッド・フォー・リスペクト」と合同で11月18日に発表した報告書によれば、「アメリカの億万長者647人の資産総額は、3月半ば以降で9600億ドル

    コロナ禍で米富裕層はますます豊かに 苦しい労働者が「逆支援」
  • 敗北を認めないトランプを共和党議員団が支持し続ける理由

    ボス格のマコネル上院院内総務(写真中央)ら共和党議員団は大統領選について沈黙を続けている Ken Cedeno/REUTERS <年明けに予定されているジョージア州上院選の決選投票が、トランプを支持せざるを得ない状況を生んでいる> トランプ大統領は、大統領選の結果について依然として沈黙しています。今週11日は「ベテランズデー(退役軍人記念日)」でしたが、公式セレモニーには出席したものの、特にコメントは出していません。とにかく選挙における敗北を認めないので、バイデン次期大統領は引き継ぎ作業ができずに困っています。 けれども、負けず嫌いで奇手を好むトランプ大統領のことですから、起死回生を狙って法廷闘争に訴えるなどの抵抗を続ける姿勢についても、特に不自然とは思えません。問題は、共和党の主要な政治家たちが同じように沈黙していることです。 報道では、共和党の中でもバイデン氏を次期大統領として認め、ト

    敗北を認めないトランプを共和党議員団が支持し続ける理由
  • アメリカ大統領選挙、郵政公社がペンシルベニア州集配センターで1700通の投票用紙発見

    米郵政公社は、5日にペンシルベニア州の集配センターで2回実施した点検作業で、約1700通の郵便投票用紙が発見されたと明らかにした。ペンシルベニアで4日撮影(2020年 ロイター/Rachel Wisniewski) 米郵政公社(USPS)は6日、5日にペンシルベニア州の集配センターで2回実施した点検作業で、約1700通の郵便投票用紙が発見されたと明らかにした。 その後配達にまわされたという。 6日の裁判所への届け出によると、フィラデルフィアの集配センターで1076通、ピッツバーグで300通、リーハイ・バレーで266通、その他は別の場所で発見された。 ペンシルベニア州では、郵便投票は6日夕方までに到着した分が集計対象となる。同州の大統領選挙はまれにみる接戦で、まだ集計は続いている。 USPSによると、ノースカロライナ州でも点検作業で約500通の投票用紙がみつかった。 連邦地裁のエメット・サリ

    アメリカ大統領選挙、郵政公社がペンシルベニア州集配センターで1700通の投票用紙発見
    nagaichi
    nagaichi 2020/11/07
    新たな票がみつかったわけじゃなくて、用紙自体が有権者に配達されてなかったということか。
  • 世界がスウェーデンに抱く「モデル国家」という虚像

    ストックホルムのタントルンデン公園で日光浴を楽しむ市民(5月) HENRIK MONTGOMERY-TT NEWS AGENCY-REUTERS <社会主義からコロナ対策まで──世界の興味を引くスウェーデンの「高信頼社会」。政府と国民が現実よりもあるべき姿に邁進するあまり抜け落ちたものとは> 今年9月末、スウェーデン国防軍の上級士官が全くでたらめの経歴をでっち上げて何年も勤務していたことが明らかになった。スウェーデンの首都ストックホルムの日刊紙ダーゲンス・ニュヘテルによれば、その人物(名前は未公表)はイギリス軍のヘリのパイロット。1991年の湾岸戦争で撃墜されたが生還し、イギリス海軍では准将だったと主張していたが、実は電気系統担当の技術者だったという。 「深刻な問題だ」とスウェーデン軍の人事責任者は同紙に語った。「恐ろしいことだ。国防軍が嘘つきから身を守るのは難しい」。だが当に異例なのは

    世界がスウェーデンに抱く「モデル国家」という虚像
    nagaichi
    nagaichi 2020/11/05
    移民政策で軋轢が深まったり、対ロシアで軍拡を余儀なくされたり、コロナ対策で転けたり。理想国家でないことは確かだが、それでもなお学ぶところはありそう。
  • 土星の衛星「タイタン」で、太陽系の大気で確認されたことのない「シクロプロペニリデン」が検出

    メタンを主成分とする深さ100メートル超の湖も発見されているタイタン NASA/JPL-Caltech/University of Arizona/University of Idaho <NASAは、南米チリ・アタカマ高地のアルマ望遠鏡(ALMA)で観測したデータを分析し、「タイタンの大気中でシクロプロペニリデンを初めて検出した」との研究論文を発表した......> 土星の最大の衛星「タイタン」は、太陽系の衛星で唯一、地球の大気密度の4倍に相当する豊富な大気を持ち、地球以外で唯一、地表に液体が安定的に存在する奇妙でユニークな天体だ。そしてこのほど、この天体を覆う大気中で、地球上では実験室でしか存在しえない「シクロプロペニリデン(C3H2)」が初めて見つかった。 これまで太陽系の大気中では確認されていなかった アメリカ航空宇宙局(NASA)ゴダード宇宙飛行センターの研究チームは、南米チリ・

    土星の衛星「タイタン」で、太陽系の大気で確認されたことのない「シクロプロペニリデン」が検出
  • ロシア、アゼルバイジャン、アルメニアが入り乱れるネット世論操作激戦地帯

    ロシア、アゼルバイジャン、アルメニアが入り乱れるネット世論操作激戦地帯となっている......  REUTERS/Umit Bektas <アゼルバイジャンとアルメニアが紛争状態に陥っているが、戦闘の状況はさまざまなメディアで報道されているが、その裏でネット世論操作も繰り広げられている...... > ナゴルノカラバフ地域を巡ってアゼルバイジャンとアルメニアが紛争状態に陥っている。戦闘の状況はさまざまなメディアで報道されているが、その裏でネット世論操作も繰り広げられている。もはや政治戦争はネット世論操作なしには語れなくなっているようだ。 アルメニアを圧倒するアゼルバイジャンのネット世論操作 誌米国版は2020年10月9日の記事で、アゼルバイジャンとアルメニア双方でネット世論操作合戦が続いていることをレポートした。反アルメニア、反アゼルバイジャンのタグを使用するアカウントはボット(プログ

    ロシア、アゼルバイジャン、アルメニアが入り乱れるネット世論操作激戦地帯
  • 「ドイツは謝罪したから和解できた」という日本人の勘違い

    CDU党部にあるアデナウアー元首相の写真の前を通るメルケル首相(09年) REUTERS/Wolfgang Rattay <日ドイツ・モデルを見習って謝罪しても、東アジアの近隣諸国との関係改善にはつながらない。誌「ドイツ妄信の罠」特集より> 日と近隣諸国との歴史問題の原因は、日政府が戦時暴力を謝罪しなかったことにあるという意見をよく聞く。しばしば日と比較されるドイツは戦後に謝罪し、被害者への補償を行い、歴史教育や追悼行事を通じて戦争の記憶を忘れない努力をしている。日ドイツの例に倣えば、いずれ近隣諸国と和解できる、というのがこの主張の骨子だ。 こうした既存の「常識」には問題がある。ドイツ・モデルから間違った教訓を得ていることだ。他の和解の事例と同様、ドイツの経験が示唆しているのは謝罪ではなく、真実を語ることの重要性なのだ。 アジアの人々は、戦時中の日による暴力や収奪、ある

    「ドイツは謝罪したから和解できた」という日本人の勘違い
    nagaichi
    nagaichi 2020/10/28
    日本では戦前の主流と戦後の主流が悪い意味で連続しているのでな。ドイツのように過去の罪を認めて切断できなかったことが延々と尾を引いている。
  • 変質してしまった韓国の公休日『ハングルの日』、増加する「排斥」の雰囲気

    語排斥運動は年を重ねるごとにエスカレートしている...... Chung Sung-Jun/REUTERS <韓国で10月 9日は『ハングルの日』という名の公休日だ。毎年ハングルの日を迎えるたびに外来語、特に日語排斥運動が盛り上がる...... > 韓国において10月 9日は『ハングルの日』という名の公休日だ。ハングルは15世紀の朝鮮で開発された表音文字で、韓国が全世界に誇る文化遺産でもある。 日では NHK教育テレビジョンの韓国語講座が『テレビでハングル講座』という名で放送されているが、これは厳密に言えば日語講座を『かな講座』と名付けているのと同じことで、多少の違和感を感じる表現だ。韓国語を母国語とする人間にとって違和感があることは事実であるが、これは教育放送なりの苦肉の策だ。朝鮮半島で使用されている言語を北朝鮮は「朝鮮語」といい、韓国では「韓国語」と呼ぶ。従って、朝鮮語とすれ

    変質してしまった韓国の公休日『ハングルの日』、増加する「排斥」の雰囲気
    nagaichi
    nagaichi 2020/10/25
    旧植民地が支配を脱した後に旧宗主国の支配的文化や語彙に反発するのは自然なことかと。ただポリコレは基本的に正しいが、過熱な行き過ぎはマージナルな文化交雑の可能性を消遮する遺憾。適度な正しさをという微温。
  • 共和党が自作の投票箱を「公式」と偽って設置する無法の米大統領選

    Arson Investigators Launch Probe Into California Ballot Drop Box Fire <投票箱が中から燃え出す放火とみられる事件も。当に公正な票のカウントは可能なのか> 10月18日にカリフォルニア州の投票箱内部で発生した火災に関して、放火捜査官による調査が開始された。この火災により、数十人分の票が焼失した可能性がある。 ロサンゼルス郡ボールドウィン・パークの公共図書館前に設置されていた投票箱の中から18日夜8時ごろに火災が発生、すでに投函されていた複数の投票用紙が焼けた。 現時点では出火の経緯は不明だが、地元メディアは消防士の話として、何者かが火のついた新聞紙を投票箱に入れたようだと報じている。 報道によれば、この火災の対応にあたった消防隊は、ホースを投票口に差し込んで火を消さざるをえなかったという。 消火後、チェーンソーで投票箱を

    共和党が自作の投票箱を「公式」と偽って設置する無法の米大統領選
  • トランプは肺を病んでいる──8秒間の「息切れ」動画が語る多くのこと

    回復ぶりをアピールしようとしたが、苦しげな様子が目につく結果に(10月5日、ホワイトハウス) Erin Scott -REUTERS <退院直後の動画を見た専門家は「肺の機能に問題あり」と断言> 新型コロナウイルスに勝ったとばかり、「勝利宣言」をしながら、苦しげに肩で息をするドナルド・トランプ米大統領。ネット上で話題になった動画を見た複数の専門家が、どう見ても肺が正常に機能しているとは思えないと、誌に語った。 トランプは10月1日に受けた新型コロナウイルス感染症の検査で陽性と分かり(当初は公表せず)、翌2日に首都ワシントン郊外のウォルター・リード国立軍医療センターに入院した。そして週明けの5日には早くも退院してホワイトハウスに戻ると、バルコニーに立ってマスクを外し、親指を立てる得意のゼスチャーをして、凱旋将軍よろしく敬礼をして見せた。 退院前のツイートでも「とても気分がいい」、「20年前

    トランプは肺を病んでいる──8秒間の「息切れ」動画が語る多くのこと