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ブックマーク / memo7.sblo.jp (3)

  • 「単独犯行による人類破滅はありうるか?」

    著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly ) 訳 :堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "Myth of the Lone Villain" の日語訳である。 単独犯行による人類破滅はありうるか?  Myth of the Lone Villain ハリウッド映画にありがちな表現として、邪悪で天才的な狂人が、自分で発明した新技術を使って多数の人間を殺す(または、殺すと脅迫する)というものがある。孤独で邪悪な天才は、必ず、ハイテク完備の秘密の隠れ家にいて、一人きりで仕事をする。この時点で、このシナリオは全くの作り話だ。なぜならば、それだけの技術全部を自分一人で運用することは、不可能だからである。たとえば、3台の計算機とネットワークをただ一人だけで維持管理し続けることは困難である。その狂人の電子開閉扉は、発明した直後であれば、きっと毎月1回は故障する。それでは

    「単独犯行による人類破滅はありうるか?」
  • 「グローバリズム以前の世界」

    著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly ) 訳 :堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "Pre-Globalism" の日語訳である。 グローバリズム以前の世界  Pre-Globalism 観光には、少なくとも千年の歴史がある。古い中国の記録によれば、宋王朝の都、杭州の西湖を眺めるために、訪問客が列をなしたという(写真は現在の西湖)。宋の皇帝は、来訪者を引き寄せ、また、楽しませるために、この湖に土手道、あずまや、石橋などを作った。人々は景色を見るためだけに来訪している。これは、まさに観光の定義にあてはまる。 その頃、また、さらには古代ローマ時代までさかのぼって、観光と言えるものがいくらか存在したとしても、それは希少であり、わずかな場所に限られていた。今日では、世界中のどんな町にでも、少なくとも月に何人かの観光客が来訪する。世界全体では、観光は1兆ドル規

    「グローバリズム以前の世界」
    nagaichi
    nagaichi 2013/01/12
    宋は森林資源枯渇して石炭バンバン燃やしてたし、当時の世界のGDPの半分占めてた説もあるのだよねえ。俺思うにグローバリズムそのものは止められない。あるいはオルタグローバリズム的なものは提示できるとしても。
  • 「特異点はいつも近い」

    著者:ケヴィン・ケリー ( Kevin Kelly ) 訳 :堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "The Singularity Is Always Near" の日語訳である。 特異点はいつも近い  The Singularity Is Always Near 計算機とワールドワイドウェブについて、今、私たちは特異点に似た出来事を経験しているような能的な感覚がある。しかし、この特異点という概念は、進行中の変革を説明するのに最適ではない。 特異点というのは物理学から借用した用語で、ブラックホールの中で状況が激変する分岐点を示すものである。正統的な用法では、物体がある点を越えると、それに関するものは何でも、たとえば情報でさえも抜け出すことができず、ブラックホールの重心に引き込まれる。言い換えれば、物体がブラックホールに入るところは確かであって感知できるが、ひとたび

    「特異点はいつも近い」
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