コネクテッドカー関連のオープンプラットフォームを開発するAutomotive Grade Linux(AGL)への企業参加が相次いでいる。2020年4月には、新たに大阪エヌデーエスとスイスのMERA、米Mocanaの参加も発表されるなど、150社超の企業が名を連ねる組織に膨れ上がっている。 コネクテッドカーの実用化が始まり、サービスの拡張に向けさらなる研究開発が各所で進められているが、コネクテッド関連技術の開発においてAGLはどのような役割を担っているのか。 組織としてその実態をつかみにくいAGLだが、いったいどのような組織で、どのような活動を行っているのか。その正体に迫ってみよう。 ■Automotive Grade Linuxの概要2012年にトヨタらが中心となって設立Automotive Grade Linux(AGL)は、コネクテッドカーに活用するオープンプラットフォームを開発する
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