日本マクドナルドホールディングス(HD)が、長らく続いた低迷から抜け出そうとしているというデータが出てきた。 2014年7月の鶏肉偽装問題発覚で着いたケチがなかなか払しょくできずに来たが、売り上げが回復を見せ、2016年12月期は3年ぶりの経常黒字を見込んでいるのだ。果たして、このまま復活の波に乗れるのだろうか。 売上高の「対前年比」、数字的には20%増も マクドナルドのつまずきの始まりは2014年7月、期限切れの中国産鶏肉を有力商品「チキンマックナゲット」に使用した問題が発覚したことだった。この月の既存店売上高は前年同月比17.4%減と激減した。会社の対応が後手後手に回ったことで消費者の信頼を失墜したことは、イメージが大きな要素を占める外食・ファストフード業界としては致命的だった。 同年12月まで売り上げは二桁減が続いた。それでも徐々に収束に向かうと思われたところに追い打ちをかけたのが2