SLニセコ号も廃止 JR、冬の湿原号は存続 新型ATS搭載困難 (07/10 07:00) JR函館線で運行されている「SLニセコ号」 JR北海道は9日、道内で季節運行している四つのSL観光列車のうち、JR函館線の札幌―蘭越間を結ぶ「SLニセコ号」など三つを本年度いっぱいで廃止する一方、釧網線の「SL冬の湿原号」(釧路―標茶)は来年度以降も存続させる方針を示した。一連の列車事故を受けて安全体制の立て直しに専念するため、SL運行の縮小は避けられないと判断した。 島田修社長が同日の定例記者会見で表明した。ニセコ号のほか廃止する方針なのは「SL函館大沼号」(函館―森)と「SLはこだてクリスマスファンタジー号」(函館―大沼公園)。SLが消えれば道内観光にとって打撃となるが、島田社長は「SLは車体が重く、レールにも負担がかかる」と廃止に理解を求めた。 また、2両あるSLに新型の自動列車停止装置(AT