今の時代は終身雇用が崩壊して、誰でも労働市場に放り出されるリスクがあるから、早くからそのための準備をしておいたほうがよい。 会社勤めなら会社の仕事に全部を預けるのではなく、将来それで食べていける何かのスキルを身につけるようにせよ。 さて、そういう論調は多い。 もちろん、正論だと思う。 しかし、僕の本では、成熟した組織人になれ、そのために100%の努力をせよ、ということを書かせていただいている。 だから、なかには、そんな風に組織に身体を預けてしまう生き方は古い、将来リストラにあうかもしれず、リスクが高過ぎると言う人もいるだろう。 だが、僕はじっくり考えてみて欲しいと思うのだ。 話をわかりやすくするために、ふたりはこんな働き方をしているとする。 Aさん:会社のなかで求められる人材になることに100%の努力をしている Bさん:同様の努力をしているがそれは自分のもっているリソースの70%で、残りの