ドイツのフリードリヒ・メルツ首相(2025年5月6日撮影)。(c)Tobias SCHWARZ/AFP 【6月4日 AFP】ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は3日、主要施策の一つが裁判所に違法と判断されたのを受け、政府による移民取り締まりは「公共の安全を守る」ために不可欠だと強調した。 ベルリンの裁判所は2日、欧州連合(EU)の規則に基づき、どの国で難民認定の審査をするかを決める前に、ドイツ国境警備隊は難民認定申請者を追い返すことはできないと判断した。 ドイツへの入国を拒否されたソマリア人3人が起こした訴訟に対するこの判決は、メルツ氏が先月の就任後に開始した移民取り締まりへの打撃となった。 だが、メルツ政権は判決に異議を唱える間、難民認定申請者を追い返し続けるのは合法だと主張しており、メルツ氏自身もこの立場を強調した。 メルツ氏はベルリンでの地方自治体関係者らとの会合で、判決によって「われ
