タグ

書評に関するnakakzsのブックマーク (34)

  • 『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』ロシア史上最悪の遭難怪死事件に挑む - HONZ

    一般に、は読めば読むほど物知りになれると思われがちだが、実際は逆だ。読めば読むほど、世の中はこんなにも知らないことであふれているのかと思い知らされる。その繰り返しが読書だ。 「ディアトロフ峠事件」をぼくはまったく知らなかった。これは冷戦下のソヴィエトで起きた未解決事件である。 1959年1月23日、ウラル工科大学の学生とOBら9名のグループが、ウラル山脈北部の山に登るため、エカテリンブルク(ソ連時代はスヴェルドロフスク)を出発した。 男性7名、女性2名からなるグループは、全員が長距離スキーや登山の経験者で、トレッキング第二級の資格を持っていた。彼らは当時のソ連でトレッカーの最高資格となる第三級を獲得するために、困難なルートを選んでいた。資格認定の条件は過酷なものだったが、第三級を得られれば「スポーツ・マスター」として人を指導することができる。彼らはこの資格がどうしても欲しかったのだ。 事

    『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』ロシア史上最悪の遭難怪死事件に挑む - HONZ
  • 【書評】最悪へと突っ走った事故事例たち『大惨事と情報隠蔽』 - Under the roof

    大惨事と情報隠蔽: 原発事故、大規模リコールから金融崩壊まで 作者: ドミトリチェルノフ,ディディエソネット,橘明美,坂田雪子 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2017/08/22 メディア: 単行 この商品を含むブログ (1件) を見る 不謹慎な言い方だが、とても面白かった。 書は、原発事故、原油流出、金融危機、大規模リコール…リアルタイムで目にしたものや、過去の大惨事として現代史に残っているものなど、一級の事故事例について詳細に記載された、ボリューム満点のノンフィクション。どの事例を読んでも面白く、その酷すぎる経過が手に取るようにわかる。 書の凄さは、どの事故も最悪へと突っ走ってしまうところ。それはつまり、『情報隠蔽』をしたことによって"防ぐことができたはず"の事故を引き起こした・悪化させてしまったということでもある。 例えば、スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故。

    【書評】最悪へと突っ走った事故事例たち『大惨事と情報隠蔽』 - Under the roof
    nakakzs
    nakakzs 2017/11/09
    失敗学とか好きな人間としては興味ある。
  • 『性表現規制の文化史』えっちがいけないことなのは何故か - HONZ

    書、表紙が素敵なのだ。 裸の成人女性からうまい具合に乳首を隠したイラスト、線画の描写ゆえ生々しさはなく90年代に流行ったオシャレ系マンガの表紙のようである。 とは言えハダカはハダカ、サラリーマンばかりの通勤電車で読むのは平気だった私もさすがに目の前に小学生男子が立っている中では書の続きを読むのをためらった。 こんな風に感じるのは何も私だけではないだろう。そもそもたとえ乳首が隠されていたとしても裸の成人女性が描かれた表紙を人前で出すこと自体やりたくないという人も多いはずだ。(うん、屋さんでカバーかけて貰えるのってとっても大事かも)。 この「通勤電車ならいいや」と「でも小学生男子には刺激が…」の線引きをしている私の気持ちは一体どこから生じているのだろうか。 えっちなのは、いけません! 我々(少なくとも私は)はそう刷り込まれている。だから、公共の場でえっちなイラストの表紙のを出すのがため

    『性表現規制の文化史』えっちがいけないことなのは何故か - HONZ
  • こんな書評を書いてはいけない。福田和也、石田衣良から学ぶ - うさるの厨二病な読書日記

    このブログは名前が表す通り、自分が読んだ漫画、ドラマ、ゲームなどの感想や考察がメインコンテンツです。 余り細かいことは気にせずに、自分の思ったことを自由に書いていたのですが、先日、石田衣良が語った「君の名は。」の感想に、新海誠が(石田衣良を名指しこそしていないが)不快感を示した、という記事を読んで非常に考えさせられました。 www.news-postseven.com news.biglobe.ne.jp 他人の創作物について、色々と感想を語っている側の人間として、いま一度「書評とはどうあるべきなのか」ということを自分なりに考えてみたいと思います。 創作物は公表された瞬間、どんな批評をしようが自由である 個人的にはこう思っています。 自分は表題のところに「好きも嫌いも全力で語る」と明記している通り、どんな創作物に関しても、自分の感じたことをそのまま言うようにしています。 「すごい面白い

    こんな書評を書いてはいけない。福田和也、石田衣良から学ぶ - うさるの厨二病な読書日記
  • 万人が振り返る美貌を持つ女子高生はコミュ症だった!? 友達100人を目指してコミュ症美少女が奮闘するコメディーマンガ | ダ・ヴィンチWeb

    トップニュース万人が振り返る美貌を持つ女子高生はコミュ症だった!? 友達100人を目指してコミュ症美少女が奮闘するコメディーマンガ 『古見さんは、コミュ症です。』(オダトモヒト/小学館) 『古見さんは、コミュ症です。』(オダトモヒト/小学館)は、『週刊少年サンデー』で連載されているコメディーマンガだ。主人公は、万人が振り返る美貌を持つ高校生の古見硝子(こみしょうこ)。しかし、この古見さんには絶望的な欠点がある。古見さんは…コミュ症なのだ! コミュ症―とは。人付き合いを苦手とする症状。またはその症状を持つ人をさす。留意すべきは―苦手とするだけで、係わりを持ちたくないとは思っていない事だ。 もし古見さんがコミュ症でなければ、万人が振り返る美貌を使って、ありとあらゆるテクニックで男たちを陥れ、悪女の華が開く人生もあっただろう。だが、人の世を生きるには辛すぎる欠点を持ってしまった古見さんは、彼氏1

    万人が振り返る美貌を持つ女子高生はコミュ症だった!? 友達100人を目指してコミュ症美少女が奮闘するコメディーマンガ | ダ・ヴィンチWeb
    nakakzs
    nakakzs 2016/10/19
    このマンガは好きだが、"私は、オタク要素がつめこまれていそうなマンガは一切読まない。ましてや、日常のほのぼの系のマンガなど、毛嫌いしている。しかし本書"<何かを誉めるのに他を貶す評を私は嫌う。
  • 「江戸しぐさ」ではなく、本書を道徳教材に(レビュアー:荻上チキ) - 星海社新書 | ジセダイ

    ニセ歴史観「江戸しぐさ」 江戸しぐさ。雨の日にすれ違う際には傘を傾ける「傘かしげ」、ベンチなどで後から来た人のために少し腰を浮かせて詰める「こぶし腰浮かせ」、訪問する際には必ずアポイントメントをとるよう注意する「時泥棒」など、江戸時代の人々が守っていたとされるしぐさの総称であり、なおかつ現代では失われていると主張される行動様式のことである。但し、これらのしぐさが江戸時代に普及していたとするのは誤りだ。これらはいずれも、現代的な道徳観から逆算して捏造された「ニセ歴史観」なのである。 例えば「時泥棒」。アポを取り、時間を正確に守るという習慣は、現代のように時間を計る手段を誰もが持ち、メールや電話などの連絡手段を持たないと成り立たない。しかし、「時間は大事だよね」という道徳観と、「昔は今よりもよかったに違いない(現代は昔と比べて何かしら劣化したに違いない)」という思い込みとが重なって、こうした眉

    「江戸しぐさ」ではなく、本書を道徳教材に(レビュアー:荻上チキ) - 星海社新書 | ジセダイ
    nakakzs
    nakakzs 2016/02/26
    芳林堂があんなことになってるからリアル店舗で買いたいけど、星海社新書なかなか置いてない(あ、講談社の棚にあるのか?)。
  • 【読書感想】今を生き抜くための70年代オカルト ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    今を生き抜くための70年代オカルト (光文社新書) 作者: 前田亮一出版社/メーカー: 光文社発売日: 2016/01/19メディア: 新書この商品を含むブログ (7件) を見る Kindle版もあります。 今を生き抜くための70年代オカルト (光文社新書) 作者: 前田亮一出版社/メーカー: 光文社発売日: 2016/02/19メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) UFO、UMA、超能力、心霊写真、ピラミッド・パワー、ムー大陸などの70年代オカルトは、どこから来て、どこに向かったのか?書は、筆者が子供時代に体験した昭和オカルトブームの検証から始まり、その発祥をたどり、日で“オカルト”と呼ばれているものの実態に迫ろうというものである。そこからみえてくるのは、社会現象としてのオカルトブームに映し出される戦後日や僕らの姿な

    【読書感想】今を生き抜くための70年代オカルト ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 「やや日刊カルト新聞」に学ぶカルト批判の極意。「訴えられても勝つ文章」。

    この、すごく面白かったし、勉強になりました。 執筆者は、「やや日刊カルト新聞」(主にカルト問題についての記事を扱う、ニュースサイト形式のブログ)の元主筆を務められていた「藤倉善郎」さんという方。 最近まで、ブログの執筆を手掛けていたらしいのですが、現在は主筆の座を退いて「総裁」「創始者」と名乗っているようです。 カルト宗教は全般的にやや下火傾向の昨今ですが、とはいえ完全に消沈したわけはなく、依然社会にのさばっている息の長い教団もあれば、先般の寺社に油のような液体がまかれた事件で有名になった、キリスト系の某新宗教のような新手の教団も勃興してきているのも事実。 このでは、世間でも良く知られている、割と知名度の高い教団を中心に取り上げられているし、 2012年8月に発刊された著書ということで、情報としては比較的新しい部類に入るのではないかと。 の裏面には、 体当たりで取材を挑み続けてきた筆

    「やや日刊カルト新聞」に学ぶカルト批判の極意。「訴えられても勝つ文章」。
  • SFまで10000光年 by 水玉螢之丞 - 基本読書

    SFまで10000光年 作者: 水玉螢之丞出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/07/23メディア: 単行この商品を含むブログ (4件) を見る絵と手書き文字で彩られたページはいつも独特な雰囲気を漂わせ、当たり前のようにそこにあったのでこの先もずっとあるものだと思い込んでしまっていたが、終わるときは終わってしまう。書『SFまで10000光年』は昨年の12月13日に亡くなられた(解説、大森望さんの言葉を借りれば「最大公約数的には、たぶん、イラストレーターということになるだろう」)水玉螢之丞さんの、同名のSFマガジンでの連載をまとめたコミック・エッセイのような作品である。1993年1月号から一旦の区切りと成る2002年12月号までが納められている。SFマガジンではその後、2003年から『SFまで100000光年』と名前を変えて、亡くなる直前まで連載を続けていた。cakes.mu

    SFまで10000光年 by 水玉螢之丞 - 基本読書
  • dfltweb1.onamae.com – このドメインはお名前.comで取得されています。

    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年10月時点の調査。

    dfltweb1.onamae.com – このドメインはお名前.comで取得されています。
  • オタクの電脳ブログ

    2020年9月30日をもってオタクの電脳ブログはサービス終了いたしました。 長らくの御愛好誠にありがとうございました。

    オタクの電脳ブログ
    nakakzs
    nakakzs 2014/10/07
    本書にも書いてあったけど、これを放置しておくと、歴史学の大きな敗北になるのだよね。自分は政治が絡んできて教育に入って来てるる分、遺跡発掘捏造事件レベルまで行きかねないと思う。
  • (書評)『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統』 原田実〈著〉:朝日新聞デジタル

    ◇眉つば「ニセ歴史」にツッコミ 「江戸しぐさ」なるものがはやっている。要約すると、〈すれ違う際に傘を傾けてすれ違う「傘かしげ」など、江戸時代には優れたマナーがあった。商人たちは小さなしぐさの中にも思慮深い行動哲学を込めていた。それが今や、数々の江戸しぐさが失われている。今こそ江戸しぐさに学ぶべき… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

    (書評)『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統』 原田実〈著〉:朝日新聞デジタル
    nakakzs
    nakakzs 2014/09/07
    本の方今読んでる。声の大きいもの、自分に都合のいい物だけを信じないで、自分で考える情報リテラシーを養うために、このような本は読まれるべき(あえて新聞社サイトの書評で書くが)。
  • トンデモな「江戸しぐさ」を検証。 - エディターズダイアリー | ジセダイ

    *ジセダイにて連載「続・江戸しぐさの正体」、更新中です。是非、このブログと合わせてご覧ください。 最新回はこちら! 第12回:芝三光の特別講義② 昭和10年代の思い出 こんにちは、広報の築地です。 突然ですが、みなさん「江戸しぐさ」ってご存知でしょうか? お恥ずかしながら、僕自身、このタイトルを弊社から出すまでは、その名称と教育関連の何か、という程度の知識しか持ち合わせておりませんでした。 そのタイトルとは、星海社新書『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統』。 著者は、歴史研究家、そして偽史・偽書の専門家である原田実氏。 なんというこの物々しいタイトル。 「偽り」ということは、嘘をついている? しかも教育という現場で? そうなのです。まさにこの危機的状況に警鐘を鳴らす一冊なのです。 「江戸しぐさ」とは? さて、「江戸しぐさ」とは? に関しては、現在「江戸しぐさ」普及の中心的役割を担っ

    トンデモな「江戸しぐさ」を検証。 - エディターズダイアリー | ジセダイ
  • 『詐欺の帝王』 - HONZ

    著者の溝口敦氏は過去に3回、暴力団からの被害にあっている。90年には事務所の玄関で人が刺され、92年には「フライデー」の副編集長が特殊警棒で殴られた。そして06年には長男が自宅で背後から刺されている。 暴力団といえども世に名の知れたジャーナリストを襲うというのはただ事ではない。 出版を阻止するための脅しや、書かれたことに対する個人的な復讐などよりもはるかに根深い、暴力団の存立を左右するほどの事実が暴露されたことに対する組織的な対応だと思われる。 書はその日最強の組織犯罪ジャーナリストである溝口敦氏の最新作だ。文字通り命がけの取材を重ねてきたからこそ掴むことのできたネタである。なんとオレオレ詐欺の元締めを特定したばかりでなく、長時間のインタビューに成功したのだ。 人の来歴はもちろん、どのようにしてオレオレ詐欺が考案され、誰がいつ頃から組織化したのか、ヤミ金や暴力団との関係はいかなるも

    『詐欺の帝王』 - HONZ
    nakakzs
    nakakzs 2014/08/24
    溝口さんの新刊か。これは興味ある。
  • (書評)『「ニセ医学」に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!』:朝日新聞デジタル

    NATROM〈著〉 ◇インチキ予防に「読むワクチン」 「水に汚い言葉をかけると壊れた結晶になる」だの、「EM菌なるものを河川などに投入すると浄化作用がある」だの、今でも多くのニセ科学が広がっている。根拠がないにもかかわらず、科学のフリをするニセ科学。荒唐無稽のようでいて、その伝播(でんぱ)力… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

    (書評)『「ニセ医学」に騙されないために 危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!』:朝日新聞デジタル
  • 『僕たちのゲーム史』2つの軸から“ゲーム史”を解きほぐした本 - ぐるりみち。

    少し前に読んだ、さやわかさんの著書『一〇年代文化論』(感想記事:『一〇年代文化論』“残念”な僕らの若者文化を解き明かす - ぐるりみち。)。そちらがとても気付きの多い内容でおもしろかったこともあり、同筆者の前著も読んでみました。 僕たちのゲーム史 (星海社新書) posted with ヨメレバ さやわか 講談社 2012-09-26 Amazon 楽天ブックス それがこちら、『僕たちのゲーム史』。 一口に「ゲーム」と言っても、取り上げているのはボードゲームなどのアナログゲームから据置型のテレビゲーム、そして昨今人気の携帯アプリまで多種多彩。書は主に2つの基準を軸として「ゲーム」について広く触れつつ、その歴史を辿っていく内容となっております。 その基準とは、以下の2点。 ボタンを押すと反応する 物語をどのように扱うか これらをゲームで語る上での軸として、数十年に及ぶゲーム歴史の中で、何

    『僕たちのゲーム史』2つの軸から“ゲーム史”を解きほぐした本 - ぐるりみち。
    nakakzs
    nakakzs 2014/06/25
    本としてはわりといい切り口だと思うけど、(引用部分とかの)フォントのサイズをころころ変えるの読みにくいからやめてほしい。せめて□囲いとかにして。
  • 倉山満『嘘だらけの日中近現代史』の誤りについて(2) - 東京下町巡りと中国史・群龍天に在り(FC2版)

    管理人が生まれ育った東京下町の歴史を調査。最近では「江戸しぐさ」の調査も。原田実『江戸しぐさの正体』(星海社新書)の巻末参考文献にも出ています 2024.06 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 2024.08 昨日に引き続いて、倉山満『嘘だらけの日中近現代史』(扶桑社新書140,2013)の誤りについて記述する。 なお、底には2014年1月31日の初版第12刷を用いたが、初版初刷なら分からないでもない凡ミスが、 このは何故か大量に出てくるのである。 3,間違いだらけの秦王朝滅亡「三世皇帝?」「鹿が馬?」 倉山氏は言う。 「秦は、二世皇帝の時代にはもう腐敗と動乱が始まり、三世皇帝の時代に始皇帝の死後三年で滅んだのは記述のとおりです。「馬鹿」という言葉が生まれるのもこの時代です。つまり皇帝が馬を見せて『これ

  • 倉山満『嘘だらけの日中近現代史』の誤りについて(1) - 東京下町巡りと中国史・群龍天に在り(FC2版)

    管理人が生まれ育った東京下町の歴史を調査。最近では「江戸しぐさ」の調査も。原田実『江戸しぐさの正体』(星海社新書)の巻末参考文献にも出ています 2024.06 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 2024.08 倉山満『嘘だらけの日中近現代史』(扶桑社新書)というが売れているようだが、 このには多くの誤りや疑問箇所があるようである。 このは、「日中国研究者が書けないタブーを書く!嘘つきチャイニーズによる プロバガンダの手口をバラす!」と帯に書かれているのだが、私が見たところ、 内容が余りにも間違いだらけであるようだ。 このにはアマゾンではほとんどが肯定コメントをつけている。 これを見て私は、「ああ、批判を受けつつ、中華思想に抗ってきた、桑原隲蔵(じつぞう)先生(※1)、 宮崎市定先生(※2)、高島俊

  • 倉山満『嘘だらけの日中近現代史』の誤りについて

    別にアカデミズムに籍があるわけでもない素人ライターが、ベストセラー・倉山満『嘘だらけの日中近現代史』(扶桑社新書)を読んだ所、高校世界史レベルの間違いも有り、どうかと思う誤りが多数あったので指摘します。倉山氏は国士舘大学の講師で憲政史学者を名乗って居られます。 ※批判・追加指摘歓迎

    倉山満『嘘だらけの日中近現代史』の誤りについて
  • 30歳で早逝したゲームライターの遺稿集『ゲーム・レジスタンス』の熱さとスピード - エキサイトニュース

    1990年代前半、平成不況のまっただ中で唯一「不況知らずの産業」と呼ばれたゲーム産業。ハードごとにゲーム専門誌が乱立し、各編集部がスタッフライターを抱え込んだ結果、ゲームが上手ければ学生アルバイトでも記名記事が書ける素晴らしい時代がありました。 スーパーマリオからドラクエ、格ゲーブームあたりの話です。 しかし、2000年代に入ってゲーム専門誌は「ゲーム業界の構造変化」と「出版不況」のダブルパンチに襲われ、冬の時代を迎えます。家庭用ゲーム機からモバイル・ソーシャルゲームへと市場が変わり、紙媒体からウェブ媒体へと移行する中で、大量のライターを労働集約的に抱え込むやり方が、折り合わなくなっていったんです。 そんな「失われた10年」ともいえる1999年から2008年。非常に限られた読者の間で極めてニッチな輝きをみせ、スピードの向こう側にバーンアウトしていった若き才能がありました。ゲームライター、原

    30歳で早逝したゲームライターの遺稿集『ゲーム・レジスタンス』の熱さとスピード - エキサイトニュース