戦時下の日系人連行を謝罪=米収容所引き渡し「不法な拘束」−ペルー大統領 戦時下の日系人連行を謝罪=米収容所引き渡し「不法な拘束」−ペルー大統領 【サンパウロ時事】南米ペルーのガルシア大統領は14日、太平洋戦争中に起きたペルー在住の日系人に対する排斥行為を「日本人、日系人に対する人権と尊厳の重大な侵害だった。許しを請う」と謝罪した。ペルーの日系人の人口は世界で3番目に多い推計約9万人。 1941年12月の真珠湾攻撃後、当時のペルー政府は米国からの要請に応じ、国内の日系人数千人を拘束し、米国の強制収容所に引き渡した。大統領は「恣意(しい)的かつ不法な拘束だった」とした上で、「住宅や商店が襲撃され、土地も占拠されたが、ペルー政府は謝罪してこなかった」と釈明した。 ペルーと日本は5月に経済連携協定(EPA)に署名したばかり。ガルシア氏がこの時期に戦時下の排日行為に言及したのは、トレド前政権下