自民党の谷垣前総裁は、みずからに近い議員らとの会合で、出身派閥の古賀派には戻らず、近く新たな勉強会を発足させることを確認し、古賀派は分裂する見通しになりました。 谷垣前総裁は3日、東京都内で、川崎元厚生労働大臣や逢沢元国会対策委員長ら、みずからに近い古賀派の議員や無派閥の議員、合わせて12人と会合を開きました。 この中で谷垣氏は、「政権奪還まであと一歩のところまで来ており、安倍総裁を支えるため、経済や外交などを一緒に勉強していきたい」と述べ、出身派閥の古賀派には戻らず、会合の出席者を中心に、近く、経済政策や外交をテーマとした新たな勉強会を発足させることを確認しました。 出席者のうち、川崎氏や中谷政務調査会長代理らは、先の総裁選挙で、所属する古賀派の古賀元幹事長が谷垣氏の再選を支持しなかったことを不満として、派閥に退会届を提出していて、ほかにも複数の議員が古賀派を退会する意向を固めています。