予備校とは,現役の高校生や浪人生を対象として,大学受験のための準備教育を行う機関です。制度上は,各種学校に含まれます。この予備校ですが,大学全入時代の到来により,顧客はさぞ減っていることでしょう。 大学や短大の学生数のデータは,新聞や文科省の白書などでよく目にするのですが,予備校の生徒がどれほどいるか,またどのように推移してきたか,ということはあまり明らかにされていないようです。興味を持ったので,当局の資料に当たって調べてみました。 文科省『学校基本調査(初等中等教育機関・専修学校・各種学校編)』の「各種学校」の章に,「課程別修業年限別生徒数」という表があります。この表に,予備校の生徒数が掲載されています。2011年度版の資料によると,同年5月1日時点における予備校生の数は24,060人となっています。主要な顧客である18歳人口が約120万人であることを思うと,いかにも少ない印象を持ちます
![予備校生の減少](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9f07154b6daae200574ff9e5d4bf6cdf2c1aa7f2/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2F3.bp.blogspot.com%2F-xmC1z7zDS8s%2FT09tKTLz1uI%2FAAAAAAAAA6c%2F-lPN7Kb82Nc%2Fw1200-h630-p-k-no-nu%2F%25E4%25BA%2588%25E5%2582%2599%25E6%25A0%25A1%25E2%2591%25A0%25EF%25BC%25882012%25E5%25B9%25B43%25E6%259C%25881%25E6%2597%25A5%25EF%25BC%2589.jpg)