80代女性がダイヤモンド購入名目で150万円の詐欺被害にあったと21日、宮崎県警が発表した。アルミホイルで包んだ現金をゆうパックで送らせる手口。県警は、X線検査を意識したとみて調べている。 延岡署によると、5月下旬、北海道の宝石加工業者を名乗る男から延岡市の女性宅に「ダイヤを買う権利が当たった」との電話が数回あった。東京都の販売業者を名乗る男からの電話で「予約金をアルミホイルで包み、ゆうパックでコンビニから送って」と言われ、女性は6月初旬に150万円を送った。 日本郵便は7月、一部のレターパックを対象にX線検査を導入。アルミホイルは検査にあまり影響しないというが、同社広報室は「やる方も裏をかいてくるので、いたちごっこだ」と話している。(中村光)