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2008年4月17日のブックマーク (4件)

  • 2007年注目の10大データセンター技術

    調査会社ガートナーのリサーチ担当副社長カール・クローンチ氏は、11月下旬に同社が開催したデータセンターに関する年次カンファレンスで講演し、2007年に注目すべき10大技術について説明した。同氏によると、2007年には仮想化やグリッド、液体冷却などの技術が、データセンターの運用方法に最も顕著な影響を与える見通しだ。 サーバ仮想化の3つの形態 クローンチ氏は、データセンター担当者は来年、仮想化を3つの形態で利用するだろうと述べた。1つは現在主流の「分割」という形態だ。これは1台のハードウェアを複数の仮想マシンに分割し、その上で複数のOSイメージを利用することで、サーバの使用率を高めるというものだ。 もう1つの形態はクローンチ氏が言うところの「テレポーテーション」(瞬間移動)で、これは仮想イメージをそのコードの実行中に別の物理マシンに移動するものだ。講演中に行われた聴衆への質問調査では、聴衆の2

    2007年注目の10大データセンター技術
  • “冷却不要”のデータセンター実現へ

    冷却設備を必要とせず、消費電力を大幅に削減できるデータセンターが将来実現する可能性があるか? の問いに、全員一致で「イエス」と答えたという。 8月1日にカリフォルニア州スタンフォードで開催された第4回「Always On Stanford Summit」で行われたグリーンデータセンターに関するディスカッションでは、冷却設備を必要とせず、消費電力を大幅に削減できるデータセンターが将来実現する可能性があるかという質問がパネリストに投げ掛けられた。 やや意外なことに、その答えは――全員一致で――「イエス」であった。 そのコンセプトとは、データセンターが完全に自立型になれば、電源供給や冷却システムの障害について心配しなくても済むというものだ。既にIBM、Hewlett-Packard(HP)、Sun Microsystemsなどの企業が、この分野での研究とテストを行っている。現時点では完全自立型の

    “冷却不要”のデータセンター実現へ
  • 写真で見る最新鋭データセンター

    ブロードバンド時代のネットワーク・サービスの拠点として,データセンターは常に進化を続けている。今回,データセンター事業大手のソフトバンクIDCの「新宿データセンター」の内部を見学する機会を得た。新宿データセンターは,同社がこれまでのデータセンター事業の経験から得たノウハウを生かして,さまざまな工夫が施されている。そうした工夫を含め,最新のデータセンターの内部を紹介しよう。 案内役は,同社の山中敦氏(技術部 施設部 マネージャ兼社長室経営企画部ファシリティアーキテクト)と中山一郎氏(ソリューション事業部カスタマーサービス5部 部長)の両名だ。 なお,データセンター内部は写真撮影が禁止されており,この記事の写真は一部を除いてソフトバンクIDCが提供したものである。 古くて新しい新宿データセンター ソフトバンクIDCの新宿データセンターのビルは,1973年竣工とかなり古い。しかし,2005年

    写真で見る最新鋭データセンター
  • データセンターから“場所貸し”がなくなる日

    「データセンター事業者から電気料金を追加で請求されるケースが増えて困っている」。こんな話を,ある大手製造業の情報システム部門長から聞いた。どうやらこの企業が預けているサーバーやストレージなどの機器が,サービス事業者が想定していた以上の電力を消費したためのようだ。 データセンターが電力不足に陥り,ラックのスペースは空いているのにサービスを提供できないケースがあるという話は,去年あたりから何度か耳にした覚えがあった。そこで実際に,いくつかのデータセンター事業者に話を聞いてみると,電力事情はより深刻になっていることがわかった。 その度合いは,従来のデータセンター・サービスの考え方を一変させかねないと思われるほど高いように感じた。筆者は,このままではコロケーション・サービスと呼ばれる,いわゆる「場所貸し」のサービスを提供するのが困難になるのではないかと懸念している。消費電力をコントロールするのが難

    データセンターから“場所貸し”がなくなる日