「心を込めて仕込み中!」 居酒屋さんなど準備中の立て看板で、最近見かけるフレーズのひとつだ。 お客さんを想い、誠実に串打ちをしているのだろうか。 そんな光景が目に浮かぶので、「準備中」というお知らせよりもずっと気持ちよく心に響く。 そんなこともあるのだろう。 「心を込めて 社訓」でgoogle検索をしてみると、とても多くの企業がこの“心を込めて”というフレーズを経営方針に取り入れていることがわかる。 「心を込めて接客しましょう」 「心を込めて作りましょう」 「心を込めて人と社会に尽くしましょう」 そんなニュアンスの社訓が数多くヒットする。 そのためきっと多くの人が日々、「心を込めて」仕事に取り組んでいるのではないだろうか。 しかしこの「心を込めて」という言葉。 実はこれこそが、間違った仕事を生み出す元凶ではないのか。 さらに言えば、従業員の心を壊し、組織を破綻させかねない危険なフレーズとす
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