はじめに XML Schemaのもともとの目的は、XMLの検証および定義をDTD(文書型定義)よりも優れた方法で行うためのレイヤを提供することでしたが、その根本にあったいくつかの概念はいつのまにか変化しました。そうした概念の1つが、「属性は列挙(リスト)に設定できるが、その列挙はスキーマ自体の中に指定する必要がある」というものです。XMLが分散化するに従って、また、データ構造が複雑化して静的な定義だけでなく動的な定義にも依存するようになるに従って、開発者たちは、そうした動的な定義を自分自身でサポートするスキーマ言語を使う必要があると認識するようになりました。 ISO SchematronはXPath 2.0(特にdoc()やunparsed-text()のような関数)を利用できるようになったため、ビジネスコンテンツのためのクリティカルな「分散検証」言語であると考えていいかもしれません。Sc