なぜ人は、自己啓発本を手にとっては胸を熱くするのに、1日も経てばきれいサッパリ忘れてしまうのだろう。 そんな疑問に答えをくれた、忘れられない一人の偉人がいる。 鉄鋼王と呼ばれた19世紀のアメリカの大富豪、アンドリュー・カーネギーだ。 貧しい移民の家庭で育った彼は、13歳から低賃金の下働きを始めると懸命に働き、やがて才能を開花。 米国史上2番目の大富豪と呼ばれるほどに巨万の富を積み上げ、アメリカンドリームを掴んだ人物として知られている。 そして彼は、自分の死後、墓石にこんな言葉を刻むよう遺言して息を引き取った。 “Here lies a man who was able to surround himself with men far cleverer than himself.” 意訳すると、「己より遥かに優れし人物を集める術を心得しもの、ここに眠る」と言ったところだろうか。 はっきり覚え