今、バンドリアニメシリーズ、およびアプリ「ガルパ」ではひとつの分岐点に立っていると私は考えます。それはアニメ・アプリ両方で起きている「みんな」の問い直しという形で。 バンドリ・ガルパにおける「みんな」とは何でしょう。『「〇〇のために」ってなに?』と『「みんなで迷子になろう」とは?』のふたつに分けて振り返ってみたいと思います。 これまでアニメ・アプリで描かれた「みんな」からこぼれ落ちたみっつの物語についてと、「みんな」の外の「みんな」についての物語について触れながら、もう一度ここまで描かれてきた「みんな」の形を見つめ直したいと思います。これからの「私たち」の物語がはじまるその前に。 「〇〇のために」ってなに? これまでのバンドリおよびガルパのメインストーリーの基本構成は「誰かが抱える悩みをみんなで共有して解決していこう」というものです。その「みんな」では語りきれなかった物語から見えてくるもの
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