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ブックマーク / y-shirabyoushi.hatenadiary.org (8)

  • オールタイム映画ベスト10(2017年版) - 白拍子なんとなく夜話

    オールタイム映画ベスト10(2017年版) 映画オールタイムベストテン:2017 http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20171031 この方の企画には何度か参加しているが、今回久しぶりに参加します。 以前挙げた10作品といささか顔触れが変わりましたが、私自身の映画観の変化や再評価した映画もあって、このような結果になりました。順位はぱっと思いついた順なので、また同じことをすれば変わるかもしれませんが。 1.「ロボコン」2003年 監督・脚 古厩智之 主演 長澤まさみ 小栗旬 伊藤淳史 塚高史 2.「桐島、部活やめるってよ」2012年 監督 吉田大八 脚 喜安浩平、吉田大八 主演 神木隆之介 橋愛 東出昌大 山美月 松岡茉優 大後寿々花 3.「この世界の片隅に」2016年 監督・脚 片渕須直 主演 のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘

    オールタイム映画ベスト10(2017年版) - 白拍子なんとなく夜話
  • 映画「寄生獣 完結編」が踏みにじった原作の風呂敷 - 白拍子なんとなく夜話

    映画「寄生獣 完結編」は心の底から駄作だったと言える作品のひとつだが、専門家の方からのこうした指摘に安堵している。 「寄生獣 完結編」終盤の問題について http://www.twitlonger.com/show/n_1sm76rq 素人目にも安易な改悪だなぁと思いつつ、専門知識がないので、なんとも言えなかったけど。 さてしかし、「寄生獣 完結編」の安易な改変は演出面でも取り上げられることができる。 とりあえず、エンタメ+アクションを主体にした前編により、後編となる完結編はさぞかし前編を上回るアクションが期待されるかと思いきや、ストーリーは主人公の新一と里美の恋愛関係に焦点を絞っていき、前編で仄めかしたパラサイトの性質が生かされない展開に加え、母性愛を強調した田村田宮(名前なんてどうでもいい)の死と市庁舎襲撃を同日に行うという暴挙により無駄死に等しい倉森(何故か平間警部も殺されてしまう…

    映画「寄生獣 完結編」が踏みにじった原作の風呂敷 - 白拍子なんとなく夜話
    namawakari
    namawakari 2015/05/17
    映画の観客はどうせ細かいところに気が付かないだろう、という感覚で映画を作っているのではないかと思わされる。
  • 2013年面白かった映画10本 - 白拍子なんとなく夜話

    昨年もいろいろと映画を見ることが出来た。マンガ読みつつ映画鑑賞に耽るのも自分の生活の一部となっているので、毎週日曜に映画館に行くのが当たり前になっているから不思議。映画鑑賞数はぴったり100。まあ、つまらん前口上はともかく、早速昨年・2013年の個人的に面白かった映画10を紹介しよう。 「そして父になる」 是枝裕和監督。はい、傑作です。どう転んでも素晴らしいです。好き嫌いはあれど、これを優れた映画として評価できない映画人は恥じ入るべきでしょうと素人が知った風な口を利きたくなるくらい、素晴らしい映画だった。前作の「奇跡」でも子役の演技が素晴らしかったが、今回はまた一段と素晴らしい。素晴らしいしか言ってないけど、ホント、それしか言いようがない。 特別に派手な演出もないし音楽でわかりやすい状況説明もない。でも、これが映画なんだよなぁ。映像で語る。これが大ヒットしたのも正直嬉しい。もちろんテレ

    2013年面白かった映画10本 - 白拍子なんとなく夜話
  • 映画「R100」感想 - 白拍子なんとなく夜話

    映画「R100」感想 ひどい映画だ。 世間的には有名な芸人が監督したという理由から作品をなんだかんだと理屈をつけて評価・批評しようとする向きもあるようだが、そんなことは映画の出来となんら関係ない。松人志論に最初っから興味がないし、同じ芸人出身の監督だからといって北野武と比べるなんて、北野監督に失礼極まりないだろう 。「風立ちぬ」を宮崎駿を鍵に映画の話じゃなくて作家論ばかりをあれこれ語られるのも個人的に面白くなかったのを思い出す。もっともあの映画の出来には満足しているけれども。 さて、作は繰り返し述べるが愚作である。ごみクズといっても差し支えないだろう。観る価値もない。そもそも観るという言葉をこの映画に使うことさえ憚られるし、映画と言うことすら恥ずかしい。出演した役者の方々にはお気の毒としか言いようがないけれども、それでも映画館でそれなりの規模で公開されてしまった以上、映画には違いないの

    映画「R100」感想 - 白拍子なんとなく夜話
    namawakari
    namawakari 2013/10/08
    だいぶ前からほとんど裸の王様状態だなあと思っていた。周りに言ってやれる人がいないんだろう。/客から批判されても「素人に何がわかる」で済ませてしまうだろうし。
  • 2012年のマンガ10作品 - 白拍子なんとなく夜話

    2012年のマンガ10作品 「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」 「式の前日」 「グラゼニ」 「ひるなかの流星」 「GUNSLINGER GIRL」 「ひなまつり」 「げんしけん 二代目」 「砂の栄冠」 「我さんは俺のヨメ」 「ローファイ・アフタースクール」 2012年は仕事に追われることが多く、映画鑑賞との両立は困難を極めた。秋から余暇が生まれてどうにか一息つけたのだが、年末になって師走に相応しい忙しさが訪れ、全体的にストレスの溜まる一年だったと言える。そんな中、映画以外で気軽に心身の疲れを癒してくれたのが、いくつかのギャグマンガだった。「私がモテない〜」「ひなまつり」「我さんは〜」は特に笑わせてもらった作品で、大げさに言えば、救われた作品である。何か意味づける必要もなく意義を見出す必要もない気楽さ、「私モテ」はオタクのあるあるネタとして読めてしまうかもしれないが、そんな視

    2012年のマンガ10作品 - 白拍子なんとなく夜話
  • 映画「ヒミズ」感想 - 白拍子なんとなく夜話

    映画「ヒミズ」感想 風に揺れる木の葉の音が津波の音に聞こえた。そんな映画である。 古谷実が約10年前に週刊ヤングマガジンで連載したマンガを、ここ数年動向が注目されるようになった園子温監督が映画化した。主演の二人がヴェネチア国際映画祭で最優秀新人俳優賞を受賞しニュースにもなった。いずれにしても今年、早くも最大の注目作のひとつが公開されたわけである。 まず最初にお断りしなければならない。私は、古谷作品に関心がない。「稲中」が話題になったのも知ってはいたし、その後の暗い作品「ヒミズ」もタイトルだけは見聞きしていた。だが、読もうという気にまでは至らなかった。だから、今回映画化の報に接して、ようやく初めて古谷作品を読んだわけである。 原作が、連載当時から3.11直前まで蔓延していた日の閉塞感を捉えていたのは間違いないだろう。そのような感覚は、近年公開された若者が主人公の映画について「けいおん!」と

    映画「ヒミズ」感想 - 白拍子なんとなく夜話
  • 2010年個人的に面白かった映画 - 白拍子なんとなく夜話

    2010年個人的に面白かった映画 監督 原恵一、脚 丸尾みほ「カラフル」 わが人生珠玉の一作。少しずつ明らかになっていく自分が自分である意味に戦慄した。少年時代に見たかった映画である。当ブログに感想を書いた。早くソフト化しないだろか。 監督脚 中村義洋「ゴールデンスランバー」 現在、日で最も安定して面白い映画を作れる監督といえば、私は真っ先に中村監督の名を挙げる。異論は認めない。「ちょんまげぷりん」ももちろん面白かったけど、どちらが良いとなれば、「ゴールデンスランバー」だ。中盤、「どうせお前じゃないんだろ」とあっけらかんと言う青柳の同僚の言葉が特に印象深い。 監督脚 吉田恵輔「さんかく」 吉田監督三目の劇場用映画もまた素晴らしかった。主演三人の掛け合いの絶妙さもさることながら、前半のラブストーリー展開がいつのまにやらストーカー展開になる後半のくだりは必見。田畑智子はホントにいい役

    2010年個人的に面白かった映画 - 白拍子なんとなく夜話
  • 丘を超えて - 白拍子なんとなく夜話

    丘を超えて 『ナウシカ』や『ガンダム』の「その先の物語」とは何か。http://d.hatena.ne.jp/kaien/20100512/p1 その先の物語と言われてもぴんと来ない。あの丘の向こう? 善悪二元論っていう語り口が物語の分析でどれほどに有用なのか、さっぱり私にはわからないけれども、作品を次々に列挙して読み手を煙に巻く牽強付会な論法には正直、不愉快な思いさえ抱いてしまう。批判を承知で書いているとは言え、こうも暴力的なまでに作品を分断してしまっては、なにかこう、作家に対して失礼なんじゃないかと根拠ないけど漠然と考える。作家はマーケティングやらニーズやらを意識した物語を構築していく面もあるのだから、読者が求めていないものまでは描かない傾向があるかもしれない。仮に描いたところで人気がなければ消えていくし、連載なら打ち切り終了だ。その先がどの先なのかわからないが、とりあえずその先とやら

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