東京と金沢を結ぶ北陸新幹線が開業して14日で3か月となります。 金沢市の兼六園にある老舗の飲食店では、新幹線の開業をきっかけに、かつて夜行列車で訪れた人にふるまっていた「朝食」が復活し、人気を集めています。 北陸新幹線の開業をきっかけに、3月から毎週日曜日の限定で朝食を復活させ、14日朝も首都圏などから訪れたおよそ30人が新緑や金沢城の石川門などを眺めながら朝食を楽しんでいました。 献立は金沢の伝統料理、「治部煮(じぶに)」や地元の野菜をふんだんに使ったみそ汁など9品です。 新幹線で東京から訪れた観光客の女性は、「ゆっくり朝食が取れて最高の気分です。次は冬の献立も味わってみたい」と話していました。 飲食店の馬場康行社長は、「金沢城を見ながら朝食を食べてもらい、そのあと兼六園を散策するという、これまでと違った旅を楽しんでほしい」と話していました。