人工知能を活用したAIドクターの実現を目指す英国のスタートアップ「バビロンヘルス(Babylon Health)」が、5億5000万ドル(約586億円)の資金調達を実施し、ユニコーン企業の仲間入りを果たした。 今回のシリーズC資金調達はサウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が主導し、バビロンヘルスの企業価値は20億ドルとされた。バビロンの累計資金調達額は6億3500万ドル(約677億円)に達した。 同社は今回の調達資金で米国やアジア地域で新たな市場を開拓する。バビロンのAIヘルスプラットフォームは現在、世界430万人に利用されている。今回の出資には、ドイツの再保険を中心とした保険サービス企業Munich Reや米国の匿名の保険企業も参加した。 バビロンのサービスは医療コストを削減することが可能で、NHS(英国の国民保険サービス)とも契約を結び、従来
サイバー攻撃やITに関係する事件が、日々世間を賑(にぎ)わせています。多くの場合、それは報道という形で私たちの耳に入ってくるわけですが、次から次に報じられる新しいニュースに流され、どんな大きな事件もいつの間にか忘れられてしまいがちです。 つらい事件の記憶が薄れるのは、ある意味では正しいのかもしれません。しかし、事件から得た教訓まで忘れてしまってはいけません。そこで今回は、皆さんもきっと名前だけは覚えているであろう過去の事件と、事件が世間の記憶から消えそうになる頃に発表された「報告書」に着目したいと思います。 「標的型攻撃」の典型例となった、日本年金機構の不正アクセス問題 まずは2015年5月に明るみに出た、日本年金機構のインシデントから見ていきましょう。日本年金機構のネットワーク内にマルウェア「Emdivi」が侵入し、遠隔操作が行われた事件です。この事件は「職員が自分宛てに届いたメールの不
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