関西を中心に展開するラーメンチェーン「どうとんぼり神座(かむくら)」に酷似したロゴを使用する飲食店が台湾で少なくとも3店舗確認されていたことが19日、会社関係者への取材で分かった。台湾に進出していないのに「味が違ってまずい」などの苦情が、現地の日本人駐在員や日本に留学経験のある台湾人らから相次ぎ、発覚した。 運営する理想実業(奈良県広陵町)の布施真之介取締役は「神座というブランドは長い年月をかけて、お客様に育てていただいた大事な財産。海外展開も視野に入れており、きちんと対応したい」と話している。 会社関係者によるとピーク時には台湾で27の模倣店が営業。昨年9月時点で、少なくとも3店舗の営業を現地で確認したという。 12年6月には、知的財産局に、模倣店の経営者とみられる台湾人の男性が持つ商標の無効と取り消し審判を請求し、判断を待っている。男性は「『神座』は自分のイマジネーションだ」と主張して